街や自然の中で録音されたさまざま音を聞きながら環境の変化を感じようという展示会が、来月1日まで千葉市の県立中央博物館で開かれています。 この展示会は、音を通じて街や自然を見つめ直すきっかけにしてもらおうと開かれました。 会場には、およそ60年前に市川市の海の近くで録音された音と、同じ場所の現在の音を聞き比べるコーナーが設けられています。 昔は野鳥や波の音が響いていたのに対して、今は海が埋め立てられ、野鳥の鳴き声が飛行機や車の音に混じって聞こえます。 また、録音に使う道具の進歩をたどるコーナーもあり、エジソンが発明した蓄音機を使って1889年に世界で初めて録音された鳥の声を聞くこともできます。 このほか、スクリーンに360度のパノラマ映像が映し出され、音声を聞きながら、その場に行ったような臨場感を味わうことができるコーナーもあります。 会場を訪れた60代の女性は「ふだんから鳥の音に興味を持っ