新たに京王百貨店と京急百貨店の2社がレストランや食品売り場などで表示と異なる食材を使っていたと発表し、これで虚偽表示が発覚した都心の百貨店は10社、虚偽表示のあったメニュー、商品数は200以上となった。 京王百貨店では、2010年5月~13年10月に新宿店のレストラン2店で提供したメニュー計13品目に虚偽表示があった。産地の異なる食材を提供していたほか、安価なエビを「車海老(えび)」や「芝海老」と表記していた。 京急百貨店は、食品売り場で、バナメイエビを使った総菜を「芝エビのチリソース煮」として販売。10年12月からカタログ販売している横浜ベイシェラトンホテル&タワーズの「洋中おせち二段」で、ブラックタイガーを「車海老」として提供していた。京急百貨店は「表示は取引先任せで材料との整合性を確認していなかった」としている。