デパートやホテルなどでメニューの虚偽表示が相次ぐなか、「不二家」でも、各地の63のレストランで、結着剤を使った牛肉を提供しながら、「加工肉」とせず、「ステーキ」として虚偽の表示をしていたことが分かりました。 発表によりますと、メニューの表示と異なる食材を使っていたのは、大手菓子メーカーの不二家や子会社が運営する首都圏や大阪など、各地に64あるレストランのうち63の店舗です。 これらの店舗では、メニューに「ステーキ」という表示を使った料理5品で、いずれも結着剤を使って成形した牛のフィレ肉や肩ロース肉を、「加工肉」だと表示していませんでした。 会社側では、先週末にホームページでこうした事実を公表し、その日のうちに問題の料理の提供を取りやめたということです。 不二家では、確認が難しいとして、客への返金は行わず、売り上げの一部を寄付するとしており、「お客様に多大な迷惑をおかけしたことを深くおわびし
福島県楢葉町の沖合に巨大な風車を浮かべた「浮体式洋上風力発電」の実験で、発電が始まりました。 いわき市で行われた運転開始式では、佐藤知事らがスイッチを押して発電が始まりました。楢葉沖約20キロに設置された風車は直径約80メートル、出力は2メガワットで、同じく洋上に浮かべた変電所を経由してケーブルで電気を送ります。実証実験は、福島県を再生可能エネルギーの集積地にしようと国などが進めていて、来年度には出力7メガワットの風車2基も設置され、技術などの検証が行われます。
国会審議中の特定秘密保護法案について、テレビ番組に出演しているキャスターやジャーナリスト8人が11日、東京都内で記者会見し、反対声明を発表した。田原総一朗さんは「内閣が承認したら(特定秘密を)永遠に公開しないなんて、ばかばかしい法律があってはいけない」と訴えた。 法案について、声明は「取材・報道の自由は著しく制限され、国民の知る権利が大きく侵害されかねない」と指摘。会見で、鳥越俊太郎さんは「何が秘密かわからないからメディアが自己規制し、国民に応える報道ができなくなることを恐れている」と指摘。大谷昭宏さんは「国会議員は自分たちの権限が大幅に官僚にそがれることに気付いているのか」と述べた。 会見には、岸井成格さん、田勢康弘さん、金平茂紀さん、川村晃司さん、青木理さんも出席し、法案の問題点を指摘した。会見には出なかったが、キャスターの赤江珠緒さんと作家の吉永みち子さんも呼びかけ人に名を連ねた。
政府が緊急対策会議を開きました。 菅官房長官:「消費者庁と各省は、食品表示の偽装の問題があれば、速やかに不適切な表示の是正を求める」 消費者庁や農林水産省など関係省庁が、情報の共有と今後の対応を協議しました。消費者庁は、誤表示が発覚したホテルや百貨店などから順次、報告を受けていて、法律に違反しないか調査しています。
異常なレールの放置が相次いだJR北海道で、検査や補修を担う一部の現場の部署が、ことし9月の国の監査の直前に、レールの幅などのデータが基準以内に収まるよう改ざんしていた疑いがあることが関係者への取材で分かりました。 JR北海道は、緊急の調査を始めました。 JR北海道では、ことし9月の脱線事故のあと社内調査をしたところ、合わせて270か所で補修が必要なレールの幅などの異常が放置されていました。 ところが、社内調査に対し「異常はない」と報告した一部の現場の部署が、脱線事故後に行われた国土交通省の特別保安監査の直前、異常が見つかったレールの幅などの検査データを、基準以内に収まるよう数値を改ざんしていた疑いがあることが関係者への取材で分かりました。 NHKが入手したこの部署に関する検査データの内部資料では、今年度、現場で測定したレールの幅などを記録する「野帳(やちょう)」と呼ばれる用紙に記入された数
認知症のうち、遺伝的な要因で発症する「家族性アルツハイマー病」について、厚生労働省は研究班を作って、今月から国内の患者数などの実態調査を始めることになりました。 研究班は、アルツハイマー病の発症の仕組みを解明し、予防や治療薬の開発に役立てたいとしています。 「家族性アルツハイマー病」は、変異した特定の遺伝子によってアルツハイマー病の原因物質とされるたんぱく質が脳にたまりやすくなり、比較的若い年齢のうちに発症するとされています。 遺伝子を引き継いだ子どもも高い確率で発症するとされ、海外では治療薬などの研究が行われていますが、国内ではこうした人たちがどれだけいるのかさえ分かっていません。 このため厚生労働省は認知症の専門家による研究班を作り、今月から実態調査を始めることを決めました。 研究班は、半年程度で、認知症の治療に取り組む医師や患者団体などにアンケートを送り、家族性アルツハイマー病の患者
本州と北海道を結ぶ青函トンネルにある世界で初めての海底駅「竜飛海底駅」が、北海道新幹線の工事に伴って廃止されることになり、最後の営業日となった10日、多くの人が構内を訪れて別れを惜しみました。 青森県の竜飛崎近くにある「竜飛海底駅」は、昭和63年の青函トンネルの開通に合わせて開業した世界で初めての海底駅で、北海道新幹線の工事に伴い、廃止されることが決まっています。 最後の営業日となった10日は7本の特急列車が停車し、事前に申し込んだ鉄道ファンなど合わせて160人の乗客が海面下135メートルのホームに降り立ちました。乗客はガイドの男性から、幅80センチのホームが新幹線の通過に支障となるため駅の廃止が決まったと説明を受けると、記念に駅名標などを写真に収めていました。また、トンネルと平行して設けられた1000人分の避難スペースを歩きながら、湧き水との戦いとも言われた青函トンネルの工事について説明
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