先日リリースされた「iOS5」の新機能のなかでも、とりわけ注目度が高いのはAppleが提供する個人向けクラウドサービス「iCloud」でしょう。メールやアドレス帳、カレンダーといったiPhoneで扱うさまざまなデータを他のiOS端末やパソコンと自動で同期できる機能であり、Mac OSの最新バージョンである「OS X Lion」の純正機能でもあるため、Macユーザーにとって使い勝手がいいクラウドであるのは間違いないでしょう。 しかし、そもそも個人向けクラウド自体は目新しいサービスではありません。「Gmail」をはじめとするGoogleのサービスは多くのユーザーが利用しているし、Microsoftが提供する「Windows Live」も、総合的なクラウド環境を提供してくれます。筆者自身も含め、スマートフォンはiPhoneを使っているけれど、パソコンはWindowsという人は結構多いはず。そんな