自民党の舛添要一前厚生労働相は1日、谷垣禎一総裁や党の支持率が低迷していることを挙げ、「党内の良識ある政治家はこの点を注視しており、総裁から降ろす方向に動くかもしれない」と述べた。日本外国特派員協会での講演後、海外メディアの質問に英語で答えた。舛添氏はこれまでも谷垣氏を批判してきたが、具体的に「谷垣降ろし」に言及するのは初めて。 舛添氏は谷垣降ろしの条件として、世論離れに加え、政策の方向性を挙げ、「執行部が私たちの政策に賛成できない時は一緒に仕事を続けていくことはできない。そのときは党を割らないといけない」と、離党の可能性にも言及した。さらに、みんなの党の渡辺喜美代表や、民主党の小沢一郎幹事長と距離を置く前原誠司、仙谷由人、枝野幸男の3閣僚とも親しい関係にあることを強調し、今後の連携の可能性も示唆した。