海上自衛隊護衛艦の乗員が作る「護衛艦カレー」の日本一を決めるグランプリが19日、神奈川県横須賀市の横須賀地方総監部で開かれた。イージス艦など14隻が基地に集結して独自レシピのカレーを提供し、約7200食が早々に完売。来場者の投票で、543票を集めた横須賀潜水艦基地隊が優勝した。 旧海軍時代に英国海軍に倣いカレーを食べたのが有名な「海軍カレー」の由来で、海自にも伝統は引き継がれた。長期間の航海では曜日の感覚がなくなるため、毎週金曜の昼食にカレーを提供。狭い艦内では食事は数少ない楽しみで、各艦とも味に工夫をこらす。 19日は午前9時に開場し、来場者は500円で4種類の味を食べ比べた。優勝したカレーは肉や野菜、果物を長時間煮込み、白ワインで味を調えた上品な甘さが特徴だ。 護衛艦「はたかぜ」のカレーは、豚肉とチーズをあぶった香ばしさが食欲を誘う。艦長の梅崎時彦1等海佐は「乗員アンケートを繰り返し、