1月10日、中国では民間不動産会社の社債や買掛金のデフォルトが発生しているところに、地方政府の資金調達機関として評判が芳しくない融資平台(LGFV)が、次に相次いで破綻に直面する恐れがある。2021年11月、北京にある佳兆業集団のマンション建設現場で撮影(2022年 ロイター/Thomas Peter) [香港 10日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 中国で最も手ごろな価格で不動産を取得できる地域の1つは、ロシア国境沿いに流れるアムール川の南岸だ。北京なら寝室2つのマンション1戸の平均価格は100万ドル(約1億1500万円)だが、当地の鶴崗市は同じタイプが1万ドルで買える。その鶴崗市の地域経済は炭鉱からの収入ほぼ一本に依存しており、ここ何年も青息吐息が続いていたが、新型コロナウイルスのパンデミックでついに引導を渡されてしまったようだ。昨年12月23日に同市は、職員の新規採用を凍