天皇、皇后両陛下が宮城県のハンセン病療養所東北新生園を訪問され、国内のハンセン病療養所14施設全ての入所者との交流を果たされた。このニュースはマスコミでもトップニュースとして報道され、普段は地味な話題としてあまり報じられないハンセン病関連としては異例の扱いだった。以下、NHKの報道を一部抜粋する。 はじめに、療養所で亡くなった430人余りの遺骨を納めた納骨堂で、献花台に花を手向け亡くなった人たちの霊を慰められました。続いて、集会室に足を運んで入所者たちと懇談されました。 この施設で暮らす87人の元患者は、平均年齢が84歳余りと高齢化が進んでいて、両陛下は、手を握ったりひざに触れたりしながら、一人ひとりにことばをかけて回られました。天皇陛下は「厳しい日々を過ごされたとお察ししています」などと苦労をねぎらい、車椅子の入所者には、かがみ込んで「どうぞお元気でね」とことばをかけられました。 皇后さ
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