ポーランドのモラウィエツキ首相は、隣国のベラルーシにロシアが戦術核兵器を配備する方針を示していることに強い懸念を示した上で、アメリカの核兵器をNATO=北大西洋条約機構の加盟国に配備する「核共有」への参加を求めていることを明らかにしました。 ロシアのプーチン政権は、ポーランドの隣国ベラルーシに戦術核兵器を配備する方針を示しベラルーシの国営通信は、先月27日、ルカシェンコ大統領が「核兵器の大部分は持ち込まれた」と述べたと伝えています。 こうした動きに対してポーランドのモラウィエツキ首相は、30日、訪問先のベルギーで開いた記者会見で「プーチン大統領があらゆる脅威をエスカレートさせている間、手をこまねいていたくはない」と述べて強い懸念を示し、安全保障を強化するため、NATOの「核共有」への参加を求めていることを明らかにしました。 「核共有」はアメリカの核兵器をNATO加盟国に配備し、有事の際は共