Posted May. 29, 2024 08:32, Updated May. 29, 2024 08:32 「強大国の狭間で悲しい歴史を背負ってきた韓国があまりにも切なくて、国籍を変えたいとは思いませんでした」 日本囲碁史上最多のタイトル(76個)を獲得した「囲碁皇帝」趙治勲(チョ・チフン)九段(67)が、何度も帰化を勧めても韓国国籍を守ってきた理由を明かした。 趙氏は今月から日本経済新聞に「私の履歴書」というコラムを連載している。趙氏はこのコーナーで「亡き妻や子供は皆、日本国籍」とし、「ボク自身も帰化する方が自然な流れかもしれない」と話した。自分が所属していた日本棋院などでも何度も帰化を勧められたという。 しかし、趙氏は祖国への愛から韓国国籍を守り、韓国の名前でずっと活動してきた。ただ、趙氏は亡くなった後、自分が埋葬される墓は日本に建てる考えだという。「名誉と富を与えてくれた感謝の気