2014年12月5日、JR岡山駅から地下道でもつながる距離に、売り場面積9万2000㎡の大型ショッピングセンター、イオンモール岡山が誕生した。政令指定都市の中心駅前に立地する大型商業施設としては極めて珍しい。中国・四国地方最大級の都市型大規模モールとして、地下2階・地上8階、356のテナントから構成されており、238店が岡山県への初出店である。これに対して、県内企業は65店と全体の2割近くを占め、一定の地域色も打ち出されている。年間2000万人の集客を見込んでいるが、11月29日からのソフトオープンも含め、入店客は12月11日の13日間で既に100万人を超えた状況である。 これだけの大規模店のしかもまち中心部への立地であることから、開業前から様々な論争が巻き起こった。一言でいうと、「イオンSCは岡山にとって活性化の起爆剤か、それとも黒船か」ということである。まちにとってみると、集客力のある