ブックマーク / shogonakazato.com (5)

  • “海外事業”の型、人材、展開タイミング

    国内からスタートして、後からグローバル展開する事業には主に2つの型があるようだ。 M&A戦略による取り込み型を除くと、自社展開としては1つは既存商品の営業範囲を広げるだけ、というレバレッジ型の事業。もう1つは、新規に商品から作っていく事業。この2つは、同じグローバル展開でも全然違う。 前者は、まず商品に対する投資がほぼ必要なく、いきなり販売を開始できる。つまり原則的には日のコピー版組織を営業面にフォーカスして作っていけばよく、黒字化しやすく、ニーズのある無しも比較的早期につかみやすい。 後者は、商品から作る必要があり、かつ、現地需要に合わせていく必要がある。これは現地事情を肌感で理解できない「外国人」には基的にハードルの高い作業となるし先行投資がかかるので重たい。 従って、この2つについては、投入するべき人材も違うんだなと、いろいろな会社の事例を見ていて感じる。 前者は勢いのある若手人

    “海外事業”の型、人材、展開タイミング
  • 海外進出をまかせられた日本企業の日本人社員の一番大事な役割

    企業が海外展開を迫られるなか、海外で事業立ち上げなどを任される日人は今後もますます増えるのだろうと思います。 が、肩肘をはって、俺は海外でもやれるはずだ、その土地に骨を埋める覚悟で、とか、グローバルビジネスマンになるんだ、とか、そんなことは思わなくていいと思っています。 知らない土地に行くのに、そんな覚悟を決めるのは非現実的です。 大体、そんな覚悟を決めなければいけないような人はあまり海外に向いていないです。その人がやれることは、たいがい、現地の人にしっかりした給与と目標と権限をあたえてやってもらえば、その人よりもずっと上手にやるはずです。 あまりに仕事仕事と考えている生真面目な人ほど、プレッシャーと義務感、故郷に錦を飾るんだ、という感覚が強すぎて、気がつけば事務所とアパートの往復しかしていない日々を過ごし、社の日人との関係だけを頼りに何ヶ月も孤独に過ごすことになります。 肩肘を

    海外進出をまかせられた日本企業の日本人社員の一番大事な役割
  • 会社のタイプ考

    会社にはさまざまな側面がありますが、事業に対する参入スタンスという観点からも、それぞれの会社の性格を表すことができると思います。 様々な事業を展開している会社であっても、それぞれの事業への参入にあたっての考え方は、それが経営陣の考え方を色濃く反映することから、あまり違わないように思います。 という観点から、少し分類を書いてみました。 細かい差はあっても、基的な行動スタンスとしては、おおよそ、これらのどれかにあてはまるのではないかなと思います。 パイオニア = 当にラボ型のベンチャーがこれに当てはまると思います。しかし稀に、大企業であってもパイオニアであり続ける会社があります。そういう会社に根付いている強いDNAは尊敬します。Dream-driven teamと名付けてみました。 カンパニーA = 常に先端市場にアンテナを張っていて、まだ市場があるかないかも分からなくても成長性に焦点をあ

    会社のタイプ考
  • 事業に対する確信

    事業というのは、何かを実現するための手段だという考え方も出来ますが、僕は事業をやるというのは手段であると同時に、限りなく目的そのものだと考えています。 何か社会に対する価値のあるものを達成するという目的があってそれがそのままビジネスになったものが最高の事業であり、だからこそそれに対しては他の何かを犠牲にするだけの愛を注げるし、どれだけやっていても飽きるという事がなく、アイデアはとめどなく湧いてくる。 例えば、子どもを育てるという行為は、何かそれによってリターンを得るという手段ではなく、子どもを育てることそのものが目的ですが、それと同じことだと思います。だからこそ、育児というのは、人にとって最高の事業なんでしょう。その結果、親が何かを得るのではなく、子が社会の中で小さくてもいいから1つの役割を果たし、愛される存在になる。それが一番の結果だと思います。 だとすれば、事業も同じで、事業の規模を問

    事業に対する確信
  • なぜ非営利の活動、団体が増えているのか。

    最近、思わぬきっかけで、非営利団体、非営利業界というところに関わりをもたせてもらうことになり、色々と調べたり、行事に参加させたりさせてもらっています。 その気になってみると、そういった非営利の活動に参加している方が、どういうわけか身の回りに沢山増えてきました。 東京に出てきたばかりの新卒社会人時代に一度、NGO団体のボランティアに参加したものの、すぐになんとなく違和感、自分自身の心の準備が出来ていない感じがあって辞めてしまって以来、興味は持ちつつも現実的には何もやってこなかった自分ですが、時代は変わり、今ではNPOという組織形態も普通に耳にするようになり、NPOだけでなく、様々な形態の非営利組織が作れる時代になっています。 実際、内閣府のホームページには、認定NPO法人の設立数の推移統計が掲載されていますが、現在では45,000法人にも達しており、毎年順調に法人数が増えています(下図)。

    なぜ非営利の活動、団体が増えているのか。
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