大阪市西区のマンションで幼い姉弟2人が置き去りにされ、遺体で見つかった虐待事件で、大阪府警に死体遺棄容疑で逮捕された母親の下村早苗容疑者(23)が、「風俗店の仕事がしんどくて、育児もいやになった」と供述していることが31日、捜査関係者への取材で分かった。府警は、下村容疑者が、風俗店に勤め始めた今年1月から、育児放棄(ネグレクト)を激化させたとみて調べている。 府警は同日、遺体が見つかったマンションの部屋の現場検証を実施、育児放棄の実態を詳しく調べる。 捜査関係者や元夫の両親によると、下村容疑者は、長女、桜子ちゃん(3)が生まれた当初は、真剣に子供の面倒をみており、子供との充実した生活を自身のブログにもつづっていた。その後、長男、楓ちゃん(1)も生まれたが、昨年5月に離婚。1人で2人の子供を育てながら、飲食店で勤務するようになった。 今年1月、飲食店より短時間で稼げる大阪・ミナミの風俗店に転