印刷 関連トピックス原子力発電所 九州電力の「やらせメール」問題で、玄海原発(佐賀県玄海町)2、3号機の運転再開に理解を求めるテレビ番組に、九電関係者から少なくとも約50通の賛成意見が電子メールで送られていたことがわかった。番組に寄せられた賛成意見の2割強が「やらせ」で、運転再開に向けた世論操作をしていたことになる。 九電は関係者の聞き取り調査を進めており、賛成メールの総数は増える可能性がある。社内調査では、原発部門のトップだった前副社長の意向を受けて、課長級社員がグループ社員らに指示。原発部門の主導で実際に多数の賛成メールが送られたことも判明したことから、11日にも公表する調査結果で、「組織的な関与」を認める方向だ。 6月26日放送の国主催のテレビ番組では、メールで視聴者からの意見を集めた結果、原発の運転再開に賛成意見が226通、反対が119通あった。 関連リンク九電社長が経産相に