奈良県明日香村の「キトラ古墳」の壁画を保存・公開する施設が来月開館するのに合わせて、世界最古の本格的な天文図とも言われる壁画が、初めて公開されることになりました。 文化庁はこれに合わせて、天井に描かれていた天文図と、色鮮やかな方角の守り神、「白虎」と「朱雀」の壁画を公開することを明らかにしました。 このうち天文図は、金ぱくで表現した星々を朱色の線でつなぎ、古代中国の星座が描かれていて、本格的な天文図としては世界最古とも言われ、一般に公開されるのは初めてです。 公開は10月23日までで、見学は無料ですが、事前に申し込みが必要です。 文化庁は今月12日から25日まで往復はがきか、インターネットで申し込みを受け付け、希望者が多い場合は抽せんを行うということです。 問い合わせは、「キトラ古墳壁画の公開」事務局、電話06・6281・3060で、今月12日から受け付けるということです。