チリの首都サンティアゴから南西に約70キロ離れたパイネにある干上がったアクレオ湖(2019年3月5日撮影)。(c)Martin BERNETTI / AFP 【3月22日 AFP】チリの首都サンティアゴのアクレオ湖(Lake Aculeo)が消滅した。かつては週末の行楽地としてにぎわっていたが、今では最後に残っていた草を食べに来たのであろう牛や馬の骨が、ひび割れた大地に散らばっている。 アクレオ湖の消滅はあまりに突然で、まるで誰かが巨大な栓を抜いて、湖の水を全部流してしまったかのようだった。 面積12平方キロのアクレオ湖は2011年まで、1時間ほど離れたサンティアゴの人たちの避暑地として人気を集めていた。 長い南半球の夏を過ごしに数千人が湖を訪れ、泳いだり、水上スキーをしたり、ボートに乗ったり、湖畔でキャンプをしたり、ただ涼んだりして楽しんでいた。レストランで食事をするのに列を成すほどだっ
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