北海道の積丹町で、300キロを超えるクマが箱わなで捕獲されました。現場付近では、クマが作業小屋のホッケやサケなどの魚を食い荒らす被害が相次いでいました。 クマは、26日午後4時半ごろ、積丹町の美国小学校の近くに設置された箱わなで捕獲されました。この付近では、7日未明、作業小屋の窓ガラスを割ってクマが侵入し、ホッケ30匹とサケの切り身およそ10キロを食い荒らしました。また、2日から3日にかけても、別の住宅で干しカゴに入っていたサケとばが食い荒らされました。4月からのクマの目撃情報も40件以上になっていることから、今月13日、積丹町が3か所に箱わなを設置していました。 捕獲されたクマは、体重300キロ以上、体長2メートル近く、推定8歳のオスで、27日、地元の猟友会に駆除されました。