WMO=世界気象機関は、去年ロシアで観測された気温38度を北極圏の観測史上最高の気温と正式に認定しました。 イタリア南部でことし8月に観測の48.8度も“欧州史上最高”に ロシア極東サハ共和国のベルホヤンスクでは去年6月、38度の気温が観測され、WMO=世界気象機関は14日、これが北極圏の観測史上最高気温だったと正式に認定しました。 WMOは、ことし7月には南極半島にあるアルゼンチンのエスペランサ基地で去年2月に観測された18.3度について、南極大陸の観測史上、最高気温だと正式に認定しています。 北極圏での記録についてターラス事務局長は「気候変動に警鐘を鳴らす一連の観測記録の1つだ」などと懸念を示しました。 WMOは、ことし8月にイタリア南部シチリア島で観測された48.8度も、ヨーロッパでの観測史上最高の気温だとみて検証を続けているとしています。