23日、東京五輪の開会式が国立競技場で開催された。 皆さんはテレビでご覧になっただろうか。 英国ではBBCが昼12時から午後4時まで、中継で放送した。筆者は選手団の入場場面は時折席を外したものの、ほぼ全体を視聴した。 無観客の開会式という前代未聞の設定、式の直前には楽曲の作曲担当者と制作・演出チームのショー・ディレクターだった人物とが辞任する危機があり、一体どうなることやらと思ったが、期待をはるかに超えた内容であるように感じた。 日本国内に住む方の感想(非常に厳しい判断を下している方もいらした)と筆者の感想は若干異なるかもしれない。 「外の視点」として、英メディアの報道と、筆者の感想を記してみたい。 英メディアは概ね高評価 英国のメディアによる五輪報道は、長年日本に住む特派員と五輪のために東京を訪れている報道陣による。 特派員は開会までに至った様々な紆余曲折を熟知しており、その報道は日本に