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ブックマーク / www.aozora.gr.jp (15)

  • 桐生悠々 関東防空大演習を嗤う

    防空演習は、曾て大阪に於ても、行われたことがあるけれども、一昨九日から行われつつある関東防空大演習は、その名の如く、東京付近一帯に亘る関東の空に於て行われ、これに参加した航空機の数も、非常に多く、実に大規模のものであった。そしてこの演習は、AKを通して、全国に放送されたから、東京市民は固よりのこと、国民は挙げて、若しもこれが実戦であったならば、その損害の甚大にして、しかもその惨状の言語に絶したことを、予想し、痛感したであろう。というよりも、こうした実戦が、将来決してあってはならないこと、またあらしめてはならないことを痛感したであろう。と同時に、私たちは、将来かかる実戦のあり得ないこと、従ってかかる架空的なる演習を行っても、実際には、さほど役立たないだろうことを想像するものである。 将来若し敵機を、帝都の空に迎えて、撃つようなことがあったならば、それこそ人心阻喪の結果、我は或は、敵に対して和

    daysleeeper
    daysleeeper 2021/05/23
    〈社説〉東京五輪・パラ大会 政府は中止を決断せよ https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2021052300093 から来ました。
  • 青空文庫 - 小栗虫太郎 黒死館殺人事件

    [#改ページ] 聖(セント)アレキセイ寺院の殺人事件に法水(のりみず)が解決を公表しなかったので、そろそろ迷宮入りの噂(うわさ)が立ちはじめた十日目のこと、その日から捜査関係の主脳部は、ラザレフ殺害者の追求を放棄しなければならなくなった。と云うのは、四百年の昔から纏綿(てんめん)としていて、臼杵耶蘇会神学林(うすきジェスイットセミナリオ)以来の神聖家族と云われる降矢木(ふりやぎ)の館に、突如真黒い風みたいな毒殺者の彷徨(ほうこう)が始まったからであった。その、通称黒死館と呼ばれる降矢木の館には、いつか必ずこういう不思議な恐怖が起らずにはいまいと噂されていた。勿論そういう臆測を生むについては、ボスフォラス以東にただ一つしかないと云われる降矢木家の建物が、明らかに重大な理由の一つとなっているのだった。その豪壮を極めたケルト・ルネサンス式の城館(シャトウ)を見慣れた今日でさえも、尖塔や櫓楼の量線

  • 最終戦争論 (石原 莞爾)

    石原莞爾の主著である。来るべき最終戦争によって世界は統一され戦争がなくなる、その戦争は日を中心とする東洋とアメリカを中心とする西洋の決戦である、という独特の思想を主として戦史分析の観点から詳述している。 1940(昭和15)年5月29日、石原莞爾は京都市にあった福島清三郎(東亜連盟会員・柔道家)の道場、義方会において、「人類の前史終らんとす」と題した講話を行った。これを筆記・整理したものが、「世界最終戦争論」である。B6判88頁の小冊子として立命館出版部から刊行された「世界最終戦争論」は、数十万部に及ぶベストセラーとなった。その後、同書の読者から寄せられた質問への回答をまとめ、1942(昭和17)年3月20日に新正堂から出版された『世界最終戦争論』に、「世界最終戦争論」、「戦争史大観」、「戦争史大観の由来記」と共に、「『世界最終戦争論』に関する質疑回答」として収録された。ただし著者は、1

    最終戦争論 (石原 莞爾)
    daysleeeper
    daysleeeper 2011/10/18
    石原莞爾の「最終戦争論」とか面白いよ。青空文庫でタダだし。無知の平和主義者よりも現実的な平和実現について述べてる。 http://hamusoku.com/archives/6191387.html
  • 作家別作品リスト:知里 幸恵

    公開中の作品 アイヌ神謡集 (新字新仮名、作品ID:44909)     →作者不詳 (著者) アイヌ神謡集 (新字新仮名、作品ID:44909)     →作者不詳 (著者) 手紙 (新字旧仮名、作品ID:46482) 日記 (新字旧仮名、作品ID:45694) 作業中の作品 →作業中 作家別作品一覧:知里 幸恵 アイヌ神謡集 (旧字旧仮名、作品ID:1679)  →作者不詳 (著者) アイヌ神謡集 (旧字旧仮名、作品ID:1679)  →作者不詳 (著者) 関連サイト

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    daysleeeper 2011/08/14
    アイヌ神謡集 前書き 日記
  • 明暗 (夏目 漱石)

    慶応3年1月5日(新暦2月9日)江戸牛込馬場下横町に生まれる。名は夏目金之助。帝国大学文科大学(東京大学文学部)を卒業後、東京高等師範学校、松山中学、第五高等学校などの教師生活を経て、1900年イギリスに留学する。帰国後、第一高等学校で教鞭をとりながら、1905年処女作「吾輩はである」を発表。1906年「坊っちゃん」「草枕」を発表。1907年教職を辞し、朝日新聞社に入社。そして「虞美人草」「三四郎」などを発表するが、胃病に苦しむようになる。1916年12月9日、「明暗」の連載途中に胃潰瘍で永眠。享年50歳であった。 「夏目漱石」

    明暗 (夏目 漱石)
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    daysleeeper 2009/02/25
    夏目漱石 近代日本文学を代表する本格小説として高い評価を受けている
  • 道草 (夏目 漱石)

    慶応3年1月5日(新暦2月9日)江戸牛込馬場下横町に生まれる。名は夏目金之助。帝国大学文科大学(東京大学文学部)を卒業後、東京高等師範学校、松山中学、第五高等学校などの教師生活を経て、1900年イギリスに留学する。帰国後、第一高等学校で教鞭をとりながら、1905年処女作「吾輩はである」を発表。1906年「坊っちゃん」「草枕」を発表。1907年教職を辞し、朝日新聞社に入社。そして「虞美人草」「三四郎」などを発表するが、胃病に苦しむようになる。1916年12月9日、「明暗」の連載途中に胃潰瘍で永眠。享年50歳であった。 「夏目漱石」

    道草 (夏目 漱石)
    daysleeeper
    daysleeeper 2009/02/25
    夏目 漱石 作者の唯一の自伝的小説であり、人間存在の奥深い暗部が追求
  • 河童 (芥川 竜之介)

    東大在学中に同人雑誌「新思潮」に発表した「鼻」を漱石が激賞し、文壇で活躍するようになる。王朝もの、近世初期のキリシタン文学、江戸時代の人物・事件、明治の文明開化期など、さまざまな時代の歴史的文献に題材をとり、スタイルや文体を使い分けたたくさんの短編小説を書いた。体力の衰えと「ぼんやりした不安」から自殺。その死は大正時代文学の終焉と重なっている。 「芥川龍之介」

    河童 (芥川 竜之介)
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    daysleeeper 2009/02/25
    芥川竜之介 河童の世界を描くことで人間社会が痛烈に批判 
  • 日本三文オペラ (武田 麟太郎)

    この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫

    日本三文オペラ (武田 麟太郎)
    daysleeeper
    daysleeeper 2009/02/25
    武田麟太郎 日本三文オペラ 浅草のアパートに生活する雑多な男女
  • 日本文化私観 (坂口 安吾)

    小説家。名は炳五(へいご)。新潟市西大畑町に生まれる。幼稚園の頃より不登校になり、餓鬼大将として悪戯のかぎりを尽くす。1926(大正15)年、求道への憧れが強まり、東洋大学印度哲学科に入学するも、過酷な修行の末、悟りを放棄する。1930(昭和5)年、友人らと同人雑誌「言葉」を創刊、翌年6月に発表した「風博士」を牧野信一に絶賛され、文壇の注目を浴びる。その後、「紫大納言」(1939年)などの佳作を発表する一方、世評的には不遇の時代が続いたが、1946(昭和21)年、戦後の質を鋭く把握洞察した「堕落論」、「白痴」の発表により、一躍人気作家として表舞台に躍り出る。戦後世相を反映した小説やエッセイ、探偵小説歴史研究など、多彩な執筆活動を展開する一方、国税局と争ったり、競輪の不正事件を告発したりと、実生活でも世間の注目を浴び続けた。1955(昭和30)年2月17日、脳溢血により急死。享年48歳

    日本文化私観 (坂口 安吾)
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    daysleeeper 2009/02/25
    坂口安吾 日本文化私観
  • 業苦 (嘉村 礒多)

    圭一郎は子を捨てて、千登世と上京してきた。酒新聞社にようやくのこと就職できたが、収入は少なく千登世が夜中まで裁縫の内職をしてやっと生活している。千登世の痩せ細った裸体を見て涙するが、一方国に残してきた幼い息子の事を思い出して、暗澹たる気持ちになるのだった。嘉村礒多の処女作。1928(昭和3)年1月「不同調」に発表。(小林繁雄)

    業苦 (嘉村 礒多)
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    daysleeeper 2009/02/25
    嘉村礒多 業苦 私小説
  • 手袋を買いに (新美 南吉)

    この作品を含む以下の7作品は、著者の生前に企画され、死の直後に刊行された第二童話集「牛をつないだ椿の木」(大和書店、1943(昭和18)年9月10日)に収録されていた。 「かぶと虫」(新字新仮名)、(新字旧仮名) 「手袋を買いに」(新字新仮名) 「草」 「狐」(新字新仮名) 「牛をつないだ椿の木」(新字新仮名) 「耳」(新字旧仮名) 「いぼ」「疣」(新字新仮名)(新字旧仮名) 「牛をつないだ椿の木」

    手袋を買いに (新美 南吉)
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    daysleeeper 2009/02/25
    新美南吉 手袋を買いに きつね キツネ 童話
  • あたらしい憲法のはなし (文部省 )

    新憲法公布の直後、その啓蒙のために、中学1年生用の教科書として発行されたもの。著作発行者は文部省となっている。「このは浅井清その他の人々の盡力でできました。」と奥付に記されている。 「あたらしい憲法のはなし」

    あたらしい憲法のはなし (文部省 )
    daysleeeper
    daysleeeper 2009/02/25
    あたらしい憲法のはなし
  • 作家別作品リスト:近松 秋江

    公開中の作品 伊賀、伊勢路 (旧字旧仮名、作品ID:45514) 伊賀国 (旧字旧仮名、作品ID:45513) うつり香 (新字新仮名、作品ID:1675) 狂乱 (新字新仮名、作品ID:1677) 黒髪 (新字新仮名、作品ID:1676) 湖光島影 琵琶湖めぐり(旧字旧仮名、作品ID:4715) 霜凍る宵 (新字新仮名、作品ID:1678) 箱根の山々 (旧字旧仮名、作品ID:4662) 初雪 (旧字旧仮名、作品ID:59864) 雪の日 (新字新仮名、作品ID:53038) 別れたるに送る手紙 (新字新仮名、作品ID:4713) 作業中の作品 →作業中 作家別作品一覧:近松 秋江 ある一つの時代 (旧字旧仮名、作品ID:60592) 煙霞 (新字旧仮名、作品ID:60213) 桜花の賦 (新字旧仮名、作品ID:60218) 菊花の賦 (新字旧仮名、作品ID:60215) 畿内の桜 (

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    daysleeeper 2008/12/25
    私小説 町田康
  • 作家別作品リスト:嘉村 礒多

    山口県吉敷郡の富裕な農家の長男として生まれる。読書を通じて安倍能成の影響を受ける。初めの結婚に失望し、別の女性と駆け落ちして上京、新聞社に勤めながら小説を書き続けた。処女作「業苦」以下、特異な私小説家として認められた。(小林繁雄) 「嘉村礒多」 公開中の作品 足相撲 (旧字旧仮名、作品ID:1337) 崖の下 (旧字旧仮名、作品ID:1336) 業苦 (旧字旧仮名、作品ID:1335) 故郷に帰りゆくこころ (新字旧仮名、作品ID:55726) 途上 (新字旧仮名、作品ID:49655) 滑川畔にて (旧字旧仮名、作品ID:4661) 作業中の作品 →作業中 作家別作品一覧:嘉村 礒多 秋立つまで (新字旧仮名、作品ID:49260) 父となる日 (新字旧仮名、作品ID:49261) 関連サイト

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    daysleeeper 2008/12/25
    私小説 町田康
  • 倉田百三 愛と認識との出発

    兄弟よ、われなんじらに新しき誡を書き贈るにあらず。すなわち始めよりなんじらのもてる旧き誡なり。この旧き誡は始めよりなんじらが聞きしところの道なり。されどわれがなんじらに書き贈るところはまた新しき誡なり。 ――ヨハネ第一書第二章より―― [#改ページ] 版を改むるに際して この書は発行以来あまねく、人生と真理とを愛する青年層の人々に読まれて、数多くの版を重ね、今もなおあわただしい世相の動きにも、自己然の真実の姿を失うまいとする、心深く、清き若き人々の間に読まれつづけている。 私はその生命の春に目ざめて、人生の探究に出発したる首途にある青年たちにはこの書がまさしく、示唆(しさ)に富める手引きとなり得るであろうことを今も信じている。私が恃(たの)みを持つのは思想的内容そのものよりも人生に対する態度である。いかなる態度をもって生きゆくべきか、その誠と力とラディカルな自由性とは今の青年たちに感染し

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