ハード開発の終わりは量産スタートじゃありません。製品のEOL(End Of Life)、量産が終わり最後の一台が破棄されるまでが開発です。量産スタートってのは道半ばなわけです。 しかし量産立ち上げに携わったメンバーの多くは、量産GOの後は散り散りになり、次のプロジェクトへアサインされます。その後の量産製品の面倒は誰が見るんでしょう? 製品は社内での評価を経ているとは言え、市場に出て初めてわかる故障モードや、量産途中でのアクシデントがつきものです。 僕が所属してきた部署では、そんな量産後の問題を決まって対応するおじさんがいました。人の設計の尻拭いを任されるおじさんは、必要かつ重要な立場なはずですが、あまりいい扱いを受けていませんでした。 尻拭い業務の3つのO 正直言って量産対応の仕事はやりたくない仕事です。というのも、3つの点で恵まれてないんですよね。 1つ目は面白くないこと。 量産品という