内閣改造で「去りゆく大臣」がこれほど注目されたことはなかったのではないか。相次ぐ失言に加え、新たにPKO日報の隠蔽疑惑まで噴き出している稲田朋美・防衛相だ。
国家戦略特区での学校法人・加計(かけ)学園の獣医学部新設が決まる約2カ月前に、山本幸三地方創生相が同学園の具体名などを伝えていたとする日本獣医師会の面会記録をめぐり、山本氏は21日、自身の発言とされる記録内容を改めて否定した。獣医師会の言い分と大きく食い違っており、野党は24日からの国会の閉会中審査で真偽をただす構えだ。 山本氏が昨年11月17日に獣医師会を訪ねた際、同会幹部が作成した面会記録。加計学園の具体名や自治体の負担額を挙げ「四国に(獣医学部を)新設することになった」などと山本氏が発言したと記されている。 山本氏は21日の閣議後会見で、「獣医師会からいただいた資料に四国うんぬんと書いてある。相手側の思い込みで、私が言ったかのように言われている」などと述べ、自ら加計学園や四国を特定した発言はなかったと改めて強調した。 内閣府は同日、面会時に獣医師会が配布した資料を公表した。愛媛県今治
稲田朋美防衛相の21日午前の閣議後会見は、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣された陸上自衛隊の日報をめぐる問題に集中した。稲田氏は冒頭発言で、自らが日報の隠蔽(いんぺい)に関与した可能性が報じられていることを受け、「非公表や隠蔽を了承するなどといった行動はこれまでの私の政治姿勢とは真逆(まぎゃく)で、あり得ない」と主張した。 ◇ 南スーダン派遣部隊の作成した日報の情報公開については、昨年10月3日に情報公開請求があり、『文書不存在のため、非開示』との陸幕長からの上申を受け、不開示決定されたものが、私が『12月16日に破棄したため不存在』との説明に疑問をもち、どこかに保管されているのではないかと考え、改めて捜索するよう指示したことにより、12月26日に統合幕僚監部において発見され、2月6日公表、同13日に当初決定を取り消し開示したものだ。 すなわち私の指示により、防衛省自らがすべて
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