富山の郷土料理として有名な鱒寿司。数ある品の中で、女優の室井滋さんが惚れ込んでいるのが、『ますのすし本舗 源』の「竹ずし」だ。 「青竹から引き出すと笹の香りが広がる。その姿の美しいこと。やわらかな桜鱒と寿司飯が一体となって生み出す、豊かな味わいは別格。10年ほど前に友人宅でいただいて以来、ぞっこんです」 『源』は明治41年に創業した鱒寿司の老舗。「竹ずし」は、この店が今までにない鱒寿司を追求して作った限定生産の逸品だ。最も脂が乗る3~6月に北海道沖で獲れる桜鱒の、腹や背の極上部位だけを使用。これを秘伝の合わせ酢でしめ、富山産の米を塩と砂糖だけで調味した寿司飯にのせる。そして笹の葉でくるみ、竹筒に詰めて12時間以上熟成させる。従来の鱒寿司のように押し寿司にしないので、握り寿司に近い、ふんわりとした食感に仕上がっている。 「新米の季節はいっそう美味しくなりますね」と、室井さんは秋の深まりを待っ
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