『トイ・ストーリー3』のレビューをまとめました。 おもちゃの役割とは、子どもたちの純真さ、無垢なイノセンスを保護し、いつか彼らがイノセンスを喪失するときまで想像力の保護者でありつづけることなのだという希望、願いが描かれる。子どもたちがいるかぎり、おもちゃは彼らのイノセンスを受け止め、その自由な想像力を保護する役割があるという結論にはほんとうに涙がでた。 2010-07-11 - 空中キャンプ アンディにとってのウッディとはあくまでぬいぐるみのおもちゃである。でも映画を通して我々が見て来たのは、活き活きと躍動し、言葉を放つ、生命を持つものとしてのウッディである。 (中略) それが別れの瞬間にアンディにとってのウッディと我々が観て来たウッディが全く同じ存在であったことが判明する。 (中略) このシーンによって、トイストーリーシリーズを通して描かれ続けてきた虚構と現実の重層的な構造が一つになる。