Image credit: NASA アメリカ航空宇宙局(NASA)は11月30日、1996年に発見され、生命の痕跡があるとして騒がれていた火星の隕石「ALH84001」について、最新の機器を用いて再度分析した結果、やはり生命の痕跡の証拠があると発表した。 NASAによると、ジョンソン宇宙センターの研究チームは、最新の電子望遠鏡などを用いて、「ALH84001」に含まれる磁鉄鉱の結晶を分析し、本当にこのような結晶が熱や衝突など、自然に作られたかどうかを再評価した。その結果、磁鉄鉱の結晶は自然に作れたものではなく、やはり何らかのバクテリア(生命体)が作り出した可能性が高いと結論づけた。 今回の研究成果について、科学者のキャシー・トーマス=ケプルタ氏(Kathie Thomas-Keprta)は「我々の研究結果では、以前の無機形成の仮説とデータが矛盾していることを示唆し、生命活動の可能性を示し