2010年4月27日のブックマーク (3件)

  • ハッブル宇宙望遠鏡、打ち上げから20周年

    ハッブル宇宙望遠鏡、打ち上げから20周年 【2010年4月26日 NASA/HUBBLESITE/ESA HST】 今月24日にNASAのハッブル宇宙望遠鏡(HST)が打ち上げから20年目を迎えた。記念すべき節目に合わせて、迫力のある最新画像や動画、HSTのこれまでの歴史がつまった新しいウェブページなどが公開された。 HSTがとらえたηカリーナ星雲。クリックで拡大(提供:NASA, ESA, and M. Livio and the Hubble 20th Anniversary Team (STScI)) ηカリーナ星雲に見られるガスの複雑な構造の拡大画像。クリックで拡大(提供:NASA, ESA, and M. Livio and the Hubble 20th Anniversary Team (STScI)) 1990年4月24日にHSTを搭載したスペースシャトル「ディスカバリー号

  • すばる望遠鏡、暗黒物質のゆがんだ分布を明らかに

    すばる望遠鏡、暗黒物質のゆがんだ分布を明らかに 【2010年4月27日 すばる望遠鏡】 すばる望遠鏡がとらえた複数の銀河団の画像から、正体不明の「暗黒物質」の分布が精密に測定された。その結果、暗黒物質が密集した領域では、分布は球状ではなく、ゆがんだ扁平な楕円状であることが明らかになった。この「ゆがみ」から暗黒物質の正体に迫ることが可能になるかもしれない。 解析に使われた銀河団Abell 2390。紫色は重力レンズ効果の解析から得られた銀河団内の暗黒物質分布で、右上−左下方向にそって伸びた形状をしている。クリックで拡大(提供:国立天文台) 重力レンズ効果による暗黒物質分布の形状測定の模式図。赤は暗黒物質の密度が高く、青は低い。黒線は密度分布に対応した背景銀河のゆがみで、(左)丸い球状の暗黒物質分布の場合、(右)ゆがんだ扁平な暗黒物質分布の場合。クリックで拡大(提供:国立天文台) 銀河団とは1

  • 観測成果 - すばる望遠鏡が捉えた暗黒物質分布の「ゆがみ」 - すばる望遠鏡

    2010年4月26日 宇宙には通常の物質の約5倍の質量の暗黒物質(ダークマター)が存在することが、さまざまな観測結果から明らかになってきています。例えば、目に見える物質(星、星間ガスなど)だけしか存在しないとすると、銀河は自らの重力だけでは星を閉じ込めておくことができずバラバラになってしまうことが知られていますが、暗黒物質の存在を仮定することで観測されるような銀河を再現することができるようになります。しかしながら、暗黒物質の正体は依然として不明で、現代天文学および物理学における最も重要な未解決問題の一つとされています。暗黒物質の正体を探る一つの方法は、その空間分布を観測によって詳細に調べてそれを理論計算と比較することで、その性質を間接的に推定するという方法です。しかし、暗黒物質は文字通り「暗黒」、つまり光を発しないためその詳細な空間分布を調べることは非常に困難です。 暗黒物質の分布を調べる