Image credit: JAXA 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は5月9日、日本初の金星探査機「あかつき」(PLANET-C)と小型ソーラー電力セイル実証機「イカロス」(IKAROS)などを載せた衛星フェアリングを移動し、H-IIAロケット17号機との結合作業を行った。 衛星フェアリングを載せた移動台車は5月9日午前6時半頃、衛星フェアリング組立棟(SFA)をゆっくりした速度で出発し、午前8時半頃に大型ロケット組立棟(VAB)に到着した。到着後、衛星フェアリングが吊り上げられ、H-IIAロケット17号機との結合作業も行われた。 「あかつき」は重さ約500kgの金星探査機。H-IIAロケットによって打ち上げられた後、約6ヵ月後に金星周回軌道に投入される。赤外カメラや赤外イメージャー、雷/大気光カメラを搭載し、2年間にわたって金星の地表面や大気などを観測し、金星の謎に迫る。