2014年03月17日01:32 カテゴリその他 内田樹氏の知らない「閣議決定」 内田樹氏の赤旗インタビューが物笑いのたねになっている。突っ込みどころだらけだが、思わずビールを吹いたのは次のくだりだ。世界史を見ればわかるとおり、独裁というのは行政府が重要な政策を立法府の審議に委ねず、閣議決定だけで実行してしまう政体のことです。行政府への権力の過剰な集中のことを「独裁」と呼ぶのであれば、安倍政権はあきらかに独裁を志向していると言わざるを得ない。世界史に「閣議決定」する独裁者というものは存在したことがない。これは日本独特の制度だからである。閣議というのは憲法にもない会議で、閣議決定は全会一致が要件なので、独裁者にはもっとも似合わない意思決定システムである。 閣議決定には法的拘束力はないが、根拠法が必要なので、内田氏の好きな民主党政権は、法的根拠のない「閣僚会議」で「閣議了解」というあやしげな決