タグ

科学に関するdeadcatbounceのブックマーク (146)

  • 『コネクトーム 脳の配線はどのように「わたし」をつくり出すのか』 - HONZ

    心をつかさどっているのは心臓であると、かつては広く信じられていた。心臓はドクドクと拍動する特別な臓器であるうえに、気持ちが高ぶれば鼓動が速まりもするから、そう考えるのはごく自然なことだったろう。エジプトでミイラを作る際にも、心臓は大切に取り出され、別個にミイラ化されたのに対し、脳は、耳や眼窩、あるいは頭蓋にあけた小さな穴から搔き出され、捨てられていたようだ。人びとは古来、心の働きに多大な関心を寄せてきたが、脳がいったい何のためにあるのかはわからないままだった。 脳の研究と言えるようなものがはじまったのは、長い歴史をもつ人類の知の営みの中では、ごく最近のことでしかない。ようやく18世紀になって、人の性格や能力を脳に結びつける「骨相学」の考えが生まれた。19世紀になると、細胞に色をつける染色技術が発明されたおかげで、脳もまた多くの細胞からできていることが明らかになった。それは脳研究にとって画期

    『コネクトーム 脳の配線はどのように「わたし」をつくり出すのか』 - HONZ
  • 世界で初めてゲノム編集が白血病の少女の命を救う

    従来の遺伝子組み替え技術よりも格段に高い精度で遺伝子の取捨選択が可能になるという、「人が神の領域に踏み込んでしまった」とも言われる最新の技術が「ゲノム編集」です。動植物への応用が急速に広まっているゲノム編集ですが、人間への応用についてはまだまだルールが決まり切っていない状況で、慎重な議論が繰り返されている段階。しかし、このゲノム編集を用いた治療が白血病の少女の命を救った事例がイギリスから報告されています。 Gene editing saves girl dying from leukaemia in world first | New Scientist https://www.newscientist.com/article/dn28454-gene-editing-saves-life-of-girl-dying-from-leukaemia-in-world-first/ イギリスの

    世界で初めてゲノム編集が白血病の少女の命を救う
  • 単層カーボンナノチューブ量産開始―“夢の材料”用途開拓に期待 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    国産単層カーボンナノチューブ(CNT)の実用化が大きな節目を迎える。日ゼオンの量産工場が11日に動きだす。産業技術総合研究所が製造技術を開発し、日ゼオンと量産プロセスに仕上げた。CNTの発見から約25年、製造技術の開発から10年を経て工業化には成功した。これから車載用電池や構造材など各用途での格的な実用化開発が始まる。経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、産総研などCNT関係者の執念が結実する。 大きな節目 技術者の執念結実 CNTは炭素でできた極細のチューブだ。1991年に名城大学の飯島澄男教授(当時NEC主管研究員)が発見した。理想的な単層CNTは比重がアルミニウムの半分で強度は鉄鋼の20倍、電子移動度はシリコンの約10倍で、流せる電流量は銅の1000倍、熱伝導性も銅の5倍以上と画期的な性質を持つ。宇宙と地球を結ぶ宇宙エレベーターのワイヤなど夢の材料として脚

    単層カーボンナノチューブ量産開始―“夢の材料”用途開拓に期待 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
  • 科学の危機に対する大人の対応 | Medエッジ

    わが国の科学政策に関わる研究者や官僚なら読んだ人がいると思う。  今年4月27日に米国科学アカデミーの年次総会で会長のラルフ・J・シセロン(Ralf J Cicerone)が行ったスピーチのことだ。  私たちが当たり前のように軽く口にしていた「科学研究の再現性」の問題について、科学界の危機としてとらえた優れた演説だった。 科学の再現性に危機あり 特にこの中で、彼が紹介していた2つのプロジェクトが興味を引いた。  その前段として、2013年にエコノミストの記事で指摘された、重要ながん研究論文の実験をアムジェンやバイエルなどの製薬会社が再現したところ、53論文のうち6編の結果しか再現が取れなかったという再現性の危機の問題があった。  2つのプロジェクトとは、科学界ががん研究と心理学研究の再現性を確かめる研究(Reproducibility project: Cancer Biology、Psy

    科学の危機に対する大人の対応 | Medエッジ
  • 究極の分子敷き詰め : 有機化学美術館・分館

    6月18 究極の分子敷き詰め カテゴリ:構造芳香族 近年、半導体や発光特性など、さまざまな機能を持った有機分子が多数報告されるようになりました。より優れた性質を引き出すための分子設計も研究が進んでおり、さまざまな骨格の機能性分子が登場しています。 しかし、化合物の性能を決めるのは、何も分子の構造だけではありません。たとえば有機半導体などは、平面の基盤の上に薄膜を作って用いられることがほとんどです。この薄膜の出来が悪いと、化合物は持っているポテンシャルを発揮できません。ランダムにあちこちを向いて並んでいるのではなく、分子どうしが引きつけ合ってきちんと平面に並んでいれば、多くの面で有利になります。 タイル張りの床のように、どこまでも一定のパターンで分子が並んでいくのが理想ですが、なかなかこうは行きません。薄膜は、ひとつの分子の周りに次の分子が並び、次々に成長してでき上がります。しかし、薄膜は1

    究極の分子敷き詰め : 有機化学美術館・分館
  • 科学の最重要未解決問題『意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報理論』 - HONZ

    「意識のハードプロブレム」とは何かご存知だろうか。端的に言うと「物質である脳が、どのようにして非物質である意識体験を生み出しているのか」という脳科学の未解決問題のことだ。哲学者のデイヴィッド・チャルマーズによって1994年に提唱され、それまで神経科学的な分析によって意識に関する謎はすべて解けたと考えていた研究者たちに大きな衝撃を与えた。 彼らが解決済みだと考えていたのは、あくまで「脳内で情報がどのように処理されているか」という機能的な問題だけであり、「意識はなぜどのように生じるのか」というもっとも根的な問題は、実は手つかずのままだった。いや、科学者たちはあえて目を背けていた、というのが正しいかもしれない。 意識の科学的な起源に関する問いは300年以上をさかのぼり、18世紀初頭ライプニッツは次のように述べている。 視覚や聴覚などの感覚意識(中略)が、どのような力学的な仕組みから形成されるの

    科学の最重要未解決問題『意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報理論』 - HONZ
  • 『ぼくらが原子の集まりなら、なぜ痛みや悲しみを感じるのだろう』はスゴ本

    意識は科学で説明可能か? このとんでもなくハードな問題に突入する。ギリギリ捻られる読書体験を請け合う。 著者は現役の哲学者、意識という現象を自然科学的な枠組みのもとで理解するという問題(意識のハード・プロブレム)に、真っ向から取り組んでいる。「物理主義」や「クオリア」、「哲学的ゾンビ」「意識の表象理論」を駆使して、科学・哲学の両方に跨がる難問に挑戦する。[wikipedia:意識のハード・プロブレム]に興味がある方は、ぜひ手にして欲しい。深く遠いところまで連れて行かれるぞ。 ハードがあるなら、イージーもある。流行りの認知科学にありがちな、MRIやCT、電気パルスを用いて、脳状態と意識経験の相関を明らかにする研究だ。例えば赤い色を見たとき、脳のどの部位がどのような状態になっているかを解明する問題で、これが意識のイージー・プロブレムになる。怪しげな脳科学者が、「脳はここまで解明された!」と宣っ

    『ぼくらが原子の集まりなら、なぜ痛みや悲しみを感じるのだろう』はスゴ本
  • 夢の新素材の可能性「五角形グラフェン」

    ペンタグラフェンの模式図(平面・側面)。三角形、四角形、六角形以外では平面を充填できないのは幾何学で証明されているが、五角形グラフェンはわずかに立体配置を採ることで擬似的な平面充填配列となっている 東北大学は4月21日、五角形のグラフェンが物質として安定し、透明半導体・超伝導など“夢の新素材”としての可能性を持つと発表した。 グラフェンは炭素分子が繋がり、二次元シート状となった物質。円筒形に巻かれたカーボンナノチューブ、球殻状のフラーレンとともに、特殊な性質を持つことから様々な用途への研究開発が進んでいる。 炭素分子の構造上、グラフェンの基単位は六角形に繋がっているが、東北大と北京大学では五角形のグラフェンも存在しうると考えて理論研究を進めてきた。 スーパーコンピューターを用いたシミュレーションを行った結果、ペンタグラフェン(五角形グラフェン)は物質として安定していることに加え、可視光を

    夢の新素材の可能性「五角形グラフェン」
  • クリスパー(CRISPR)技術の利用に警鐘、サイエンス誌 | Medエッジ

    遺伝子を特定の場所で切断する。画像はイメージ。記事と直接の関係はありません。(画像:Hiroshi Nishimasu, F. Ann Ran, Patrick D. Hsu, Silvana Konermann, Soraya I. Shehata, Naoshi Dohmae, Ryuichiro Ishitani, Feng Zhang, and Osamu Nureki) DNAを切断、接合する革命的な新技術。クリスパー・キャス9(CRISPR-Cas9)という技術が注目されている(ノーベル賞が来年でもおかしくはない、「クリスパー・キャス」の進化を参照)。  人の遺伝子疾患の治療に用いる際には慎重に利用すべきか議論を呼んでいる。  米国カリフォルニア大学バークレー校を中心とした研究グループが、有力科学誌サイエンス誌で2015年3月20日に報告した。 生殖系細胞での組換えは中止を!

    クリスパー(CRISPR)技術の利用に警鐘、サイエンス誌 | Medエッジ
  • 【人類滅亡?】2045年問題について語らせてwwwwwww : 哲学ニュースnwk

    2015年01月07日12:00 【人類滅亡?】2045年問題について語らせてwwwwwww Tweet 1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/01/06(火) 20:55:05.58 ID:22emLaFo0.net 立ったら書く 転載元:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1420545305/ ワイ「江戸時代か...随分昔のことなんやろな」 http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4806314.html 2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/01/06(火) 20:56:19.08 ID:22emLaFo0.net 今からする話は、2045年に到来すると言われている 【技術的特異点】 シンギュラリティというものについての話。 http://ja.w

    【人類滅亡?】2045年問題について語らせてwwwwwww : 哲学ニュースnwk
  • ナノマシン、自分専用の「病院」が体の中を駆け巡る未来の医療は、すぐそこに

  • 実現近づく「脳が若返る」薬(大人になると絶対音感が身につかないわけ)

  • 非科学的な思考様式と機能しない科学的な思考様式 - himaginary’s diary

    アンドリュー・ゲルマンが、アラン・ソーカルのScientia Salon記事を引用している。 以下は記事の一節。 The bottom line is that science is not merely a bag of clever tricks that turn out to be useful in investigating some arcane questions about the inanimate and biological worlds. Rather, the natural sciences are nothing more or less than one particular application — albeit an unusually successful one — of a more general rationalist worldview,

    非科学的な思考様式と機能しない科学的な思考様式 - himaginary’s diary
  • 人工知能が急に進化し始めた! | TheWave

    人工知能。何十年も前からある言葉だ。国家プロジェクトとして研究されていた時期もあった。それでも完成しなかった。やはり人間の脳は複雑で、それをコンピューターで真似することなど不可能かもしれない。 人工知能。何十年も前からある言葉だ。国家プロジェクトとして研究されていた時期もあった。それでも完成しなかった。やはり人間の脳は複雑で、それをコンピューターで真似することなど不可能かもしれない。 「ところがブレークスルーが起こったんです」と東京大学の松尾豊准教授は熱く語る。 ▶2012年。人工知能研究に火がついた 2012年。人工知能の精度を競う国際的な大会で、カナダのトロント大学がぶっち切りの勝利を収めた。それも1つの大会だけではなく、3つ続けてだ。 「優勝したのは、画像認識、化合物の活性予測、音声認識など3つのコンペティション。まったく異なる領域にも関わらず、今までその分野を専門的に研究していた人

    人工知能が急に進化し始めた! | TheWave
  • 革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト

    革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明(革新脳) 霊長類(マーモセット)の高次脳機能を担う神経回路の全容をニューロンレベルで解明することにより、ヒトの精神・神経疾患の克服や情報処理技術の高度化に貢献します。 International Brain Initiative (IBI) 日、オーストラリア、中国韓国、カナダ、ヨーロッパ、アメリカ各国のブレインプロジェクトが協定を結び、神経倫理、データ共有、および脳のプライバシー保護分野等で協力していくとともに、市民、患者等との有意義な対話をもつための取組を進めています。 http://www.internationalbraininitiative.org 戦略的国際脳科学研究推進プログラム (国際脳) 健常から疾患に至る脳画像等の総合的解析、AIによる脳科学技術開発、ヒトと非ヒト霊長類動物との神経回路比較研究を推進することで、人間の心

  • エボラ出血熱を正しく怖がるために——(1)空気感染するのかしないのか? - あなたのまわりの小さなともだちについて

    西アフリカ、特にシエラレオネで起きているエボラ出血熱のアウトブレイクがなかなか終息せず、世の中がざわざわしていますね。感染が拡大してしまった大きな要因として、都市での発生と言う地理的要因の他、現地の人たちの教育水準や文化的背景、そして政治体制の問題があるのは疑いようもなく、アウトブレイクの終息にはまだまだ時間がかかりそうです。 国際的な注目が集るきっかけとなった一つの出来事に、アメリカ人の感染者が国にチャーター機で輸送され、病院に収容されたというものがありました。治療に使われているという未承認薬も含めた一連のアメリカの動きは政治力学の発露であることは否めず、諸手を挙げて「アメリカすげぇ」とは言えない状況ですが、どさくさ紛れのごり押しで研究開発が進むのも事実であります。清濁併呑して突き進むアメリカのパワーを思い知らされます。 さて、当ブログは論文紹介ブログですので、アウトブレイクのニュース

    エボラ出血熱を正しく怖がるために——(1)空気感染するのかしないのか? - あなたのまわりの小さなともだちについて
  • 日本で初めて反射望遠鏡を作った鉄砲鍛冶「国友一貫斎」

    第一章 江戸の貨幣経済と知識人の台頭、蘭学の登場十七世紀、戦国乱世の終結による政治的安定は人口増大と経済成長を促した。貨幣経済・商品経済の浸透は競争を喚起し、農民層の分解と格差の拡大、新たな都市富裕層の登場を促す。『俗姓筋目にもかまはず、只金銀が町人の氏系図になるぞかし。』(井原西鶴「日永代蔵」)と、旧来の身分制度に変わりカネが全ての世の中の到来だ。元禄時代の豪商河村瑞賢は「金銀が天下を馳駆する」と語った。それは同時に、自身の知恵と才覚によって成り上がる世の中でもある。伝統的な紐帯の弱体化は多くの人々を不安にする一方で、人々に独立の気風を与え、学ぶ意欲を大いに促す。 十八世紀に入ると、幕政の行き詰まり、貨幣経済のさらなる進展、飢饉や疫病などによる社会秩序の動揺はより加速、流動化する社会を背景として、新たに登場してきた知識人層はまず漢詩や狂歌などの文化芸術の世界に興味を持ちはじめて三々五々

  • 「量子暗号に30年ぶりの新原理」? 古田彩さん&谷村省吾先生の解説まとめ

    まとめ 「量子力学ってどうも騙されているようで納得できない」人のための量子力学入門連ツイ 『日経サイエンス』の記者兼編集者、古田彩さんによる「量子力学ってどうも騙されているようで納得できない」人のための、日経サイエンス7月号「特集:量子の地平線」の前説連ツイ。まだ続くようなので、暫定まとめです。 170201 pv 1507 310 users 151

    「量子暗号に30年ぶりの新原理」? 古田彩さん&谷村省吾先生の解説まとめ
  • 漫画「美味しんぼ」問題に見る科学リテラシーの大切さ、風評被害を防ぐために: エンジニアの視点・本音-木村芳幸のブログ

    47.漫画「美味しんぼ」問題に見る科学リテラシーの大切さ、風評被害を防ぐために 漫画の「美味しんぼ」で福島の状態や大阪府の震災がれき処理に関連した周辺状況について、事実に基づかない非科学的な主張が展開され、政府や行政側から批判や抗議が出て問題になっている。 このブログではこれまで、放射線に関する正しい理解を深め、タメにする言説に惑わされず、自身でしっかりと判断ができるように情報を提供してきた。 国際的な専門家組織の客観的見解や、現実の福島の被曝線量評価や住民の健康調査状況、農作物等の放射性物質の検査状況等、我々は調べたいと思う情報は公開されたデータで入手できるし、そうしたデータの解釈や意味するところを、このブログでは解りやすく説明してきたつもりである。 それは、低線量被曝のリスク評価と避難に関すること、原子力発電所の過酷事故リスクと再稼働問題といった科学技術評価に関連することは、正確な科学

  • 江戸の科学する心『江戸の理系力』 - HONZ

    「日を知るには、明治維新前の科学を見るのがおもしろい。」雪の科学者、中谷宇吉郎が自身のエッセイの中で語っていた。日の科学は、明治以後になって輸入され、模倣されたものが多い。だから中谷宇吉郎は、明治維新前の日の科学を解釈し、独創性ある隠れた科学を堀り起こした。特に江戸時代は、自然科学に目覚め、数学を生活の中に取り入れ、医療も格段に発展した時期でもある。書は、この中谷博士の「日の心」を探求する姿勢を踏襲するものではないだろうか。 「江戸の天文暦学」「江戸の測量術」「江戸の医学」「江戸の数学・和算」「江戸を彩る理系人たち」という5つの章から構成され、天文暦学者・渋川晴海にはじまり、測量家・伊能忠敬、北方調査団・間宮林蔵、医師・華岡青州、和算家・関孝和、草学者・平賀源内など、様々な科学者の経歴や功績を追いかけていく。読みやすさにもこだわり、図版が多数挿入されている点も嬉しいところだ。三

    江戸の科学する心『江戸の理系力』 - HONZ