ネット時代も健闘するフランスの「ミニテル」(上) 2001年4月20日 コメント: トラックバック (0) Dermot McGrath 2001年04月20日 パリ発――昨年10月、フランス・テレコム社は同社始まって以来最大の宣伝キャンペーンを行なった。ロナルド・レーガンがホワイトハウスの主で、『パックマン』と『アステロイド』がビデオゲームの世界を支配していた時代に最先端をいっていた技術を、この21世紀に再び売り込むためだ。 だが、これには多くの専門家が本気で心配した――1981年に作られたモノクロのテレテキスト・システム、『ミニテル』のプロモーションに3000万フラン(約5億円)もの大金を投じるとは、どうかしてしまったのではないだろうかと。 ミニテルは、インターネットという画期的な技術がフランス人の心をがっちりとつかんでからは、しょせん恐竜と同じ運命をたどるだろうと考えられてきた技術だ