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ブックマーク / 9bit.99ing.net (7)

  • 『ビデオゲームの美学』の細かい目次 - 9bit

    おかげさまで拙著『ビデオゲームの美学』(慶應義塾大学出版会)が10月20日に刊行されます。 目次が長すぎるおかげで、目次の詳細情報がウェブに出ていないので、(公式ページにも出ました)目次をこちらに載せておきます。の内容紹介はおいおいします。 (追記)内容紹介を書きました:『ビデオゲームの美学』はこんな - 9bit 序章 1 ならではの特徴 2 問いをはっきりさせる 3 方法をはっきりさせる 4 意義をはっきりさせる 第Ⅰ部 芸術としてのビデオゲーム 第一章 ビデオゲームとは何か 1 定義とは何か 2 ビデオゲームとビデオゲーム作品 3 ゲームとして定義する 4 選言的に定義する 5 選言的定義を改訂する 6 ビデオゲームの媒体 7 「ビデオゲーム」の類義語 第二章 ビデオゲームの意味作用 1 意味作用と行為 2 受容とは何か 3 作品と適切なカテゴリー 4 ビデオゲームと芸術の存在論

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    deadman 2018/10/12
  • ゲームプレイの定義についての対話 - 9bit

    先々週くらいに、ゲームプレイの定義について井戸里志さん(@kan_jiro)とTwitterのDMでいくらかやりとりした内容が有意義だったので、転載します。 背景 まず背景を説明しておきます。きっかけは以下のツイート。 ゲームとは、プレイヤーにゲームプレイをさせることを意図して作られた仕組みである。 ゲームプレイとは、以下の条件をともに満たす思考または行為のことである。 1]ある目標の達成を意図している 2]楽しさがともなう ルールやインタラクティビティは質ではない。 — 井戸 里志 (@kan_jiro) September 23, 2015 最初の文で井戸さんは、ゲームを〈ゲームプレイさせるもの〉として定義しているわけです。つまり、「ゲーム」概念は「ゲームプレイ」概念によって定義されると主張している。これは、ある意味で「ゲーム」よりも「ゲームプレイ」のほうがより質的な(より分析のす

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    deadman 2015/10/04
  • モンロー・ビアズリー「視覚芸術における再現」 - 9bit

    『分析美学基論文集』所収のビアズリー「視覚芸術における再現」のまとめです。 明晰で整理された内容のわりに、文章は読みづらかったというか、長くてしんどかったので、まとめる意義もそれなりにあろうかと思います。 モンロー・ビアズリー「視覚芸術における再現」相澤照明訳、西村清和編・監訳『分析美学基論文集』所収、173–243、2015(Monroe C. Beardsley, "Representation in the Visual Arts," in Aesthetics: Problems in the Philosophy of Criticism, 267–317, New York: Harcourt, Brace & World, 1958.) 絵についてなにか言うときの諸概念や焦点が整理・分類されている章です。たとえば美術史の人が絵の構造を記述・分析するときの基的な概念的枠組

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    deadman 2015/09/29
  • ゲームの評価基準の話をしよう - 9bit

    ぷらとんさんの記事を読んだ。面白かった。 ぷらとん-マイナーゲームのために 私的思索の振り返り その3 ある特定の作品がなぜいいか(あるいは悪いか)を述べるのが批評であり、いい作品の一般的な条件つまり評価基準を述べるのが批評理論だと言っていいかもしれない。批評は評価の説明を与え、批評理論は批評の根拠と道具立てを与える。 ぷらとんさんの議論は、そういう意味での批評理論として非常に質の高いものになっている。少なくとも、ゲームの評価基準について、そのへんのゲームデザインよりもよほど明確で鋭い指摘をしている。 (ゲームデザインの著者は「ゲームデザインはいいゲームの基準ではなくいいゲームの作りかたを教えるものですから」とかいう言い逃れをするかもしれないが、「いいゲームの作りかた」なる物言いは「いいゲームとはどのようなものであるか」を前提しているわけなので、評価基準についての最低限のクオリティを

    ゲームの評価基準の話をしよう - 9bit
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    deadman 2014/06/19
  • 『なぜ人はゲームにハマるのか』について - 9bit

    200ページ弱のうちの3分の1くらいは画像と名作ゲームの紹介なので、実質的な分量は少ない。文字たくさんの文章がつらい向きには読みやすいかもしれない。 想定読者層のひとつとしてゲーム研究者を挙げているが、先行研究をちゃんと紹介したりそれとの接続を試みたりというかんじではないので、研究書とは言いづらい。 おおまかな内容は以下の書評によくまとめられている。 渡辺 修司、中村 彰憲 『なぜ人はゲームにハマるのか 開発現場から得た「ゲーム性」の質』(SBクリエイティブ、2014) | FF2400.jp@blog版 面白かったのは10章。難易度バランスのとりかたのバリエーションを「効率予測」という概念をキーにして説明しているところ。「効率予測」は「高リスク短時間と低リスク長時間のあいだの最適解を、プレイヤー自身のスキルレベルに応じて判断する」ことであるとされる。11章では、この「効率予測」を「喚

    『なぜ人はゲームにハマるのか』について - 9bit
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    deadman 2014/05/16
  • 映像のリアリズムについて - 9bit

    最近ちょっと読んだジョン・カルヴィッキの『Images』(2014)の紹介も含めて、映像のリアリズム(写実性)についての話をいくつか。 佐々木友輔さんによる以下の記事を面白く読んだ。 フェイクドキュメンタリーとして『ホビット』を観る 「竜に奪われた王国」予習編-映画監督佐々木友輔特別寄稿第3弾:Book News|ブックニュース とりわけ、以下の主張はまったくその通りだと思う。 すなわち、映画における物語世界への深い没入は、あるメディア経験が慣習化・透明化することによってこそ可能になるのであり、技術の発展によって登場する新たなメディアがもたらす映像の質感は、物語世界への没入よりもむしろ、そのメディア自体の特殊性や偏向性への関心を強く引き起こすのだ、と。「まるでテレビ映像のよう」だという言葉が象徴するように、『ホビット』をめぐる言説が--自覚的なひとであれ無自覚的なひとであれ--メディア論的

    映像のリアリズムについて - 9bit
  • 9bit > ゲーム研究

    2024.01.06 ゲーム研究 続『ビデオゲームの美学』の「シミュレーション」について 2023.12.27 ゲーム研究 『ビデオゲームの美学』の「シミュレーション」について 2023.03.24 ゲーム研究 上野「ゲームにおける自由について」の感想 2022.09.22 ゲーム研究 MDAフレームワークの論文の全訳(訳注付き) 2021.10.28 ゲーム研究 ゲームにおける3つの「フィクション」 2021.09.11 ゲーム研究 単数形のgame mechanic 2021.05.19 ゲーム研究 『キリギリスの哲学』読書メモ(全章分) 2020.10.01 ゲーム研究 榊「物語としてのゲーム/テレプレゼンスとしてのゲーム その後②」への応答 2019.12.13 ゲーム研究 ビデオゲームは芸術か:『ビデオゲームの美学』3章をわかりやすく書く 2019.12.05 ゲーム研究 立派な

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