菅官房長官は、午後の記者会見で、国際的な核セキュリティー強化に貢献する観点から、昭和40年代に、研究目的でアメリカなどから購入したプルトニウムを、アメリカに引き渡す方向で調整を進めていることを明らかにしました。 政府は、茨城県東海村の高速炉臨界実験装置での研究に使う目的で、昭和40年代にアメリカなどからプルトニウムを購入しました。 これについて、菅官房長官は午後の記者会見で、「アメリカは、2001年の同時多発テロ事件以降、核テロの脅威となる核物質の削減プログラムを強化しており、日本も国際的な核セキュリティー強化に貢献する観点から積極的に協力してきた。その一環として。アメリカと協議中だ」と述べ、アメリカに引き渡す方向で調整を進めていることを明らかにしました。
東京電力福島第一原子力発電所で、汚染水対策の要となっている、汚染水から放射性物質を取り除く設備で、3つある装置の1つが自動で停止し、東京電力が原因を調べています。 福島第一原発では、汚染水からほとんどの放射性物質を取り除くことができるとされる新たな処理設備「ALPS」が去年12月から3つある装置すべてで試験運転を始めていて、汚染水対策の要と位置づけられています。 ところが26日正午すぎ、運転中の2つの装置の1つで、汚染水を移動させるポンプを制御する装置の異常を知らせる警報が鳴り、ポンプが自動で停止しました。 東京電力は残る1つの装置で汚染水の処理を続けるとともに、トラブルの原因を調べています。 東京電力は来年3月までに福島第一原発のタンクの汚染水をすべて処理するため、ことし4月以降、ALPSを本格的に運転させたいとしていますが、先月も取り除いた放射性物質を保管する容器を運び出すクレーンが故
橋下徹大阪市長(44)=大阪維新の会代表=の辞職に伴う出直し市長選(3月9日告示、23日投開票)の立候補予定者に対する説明会が26日、大阪市役所で開かれた。立候補を表明している現職の橋下氏の陣営を含めて計13陣営が出席し、選挙戦となる公算が大きくなった。 記録が残る1971年以降、大阪市長選の説明会に13陣営が出席したのは2005年と並び過去最多。再選を目指す橋下氏に対し、自民、民主、公明、共産の4党は候補者の擁立を見送る方針を決めている。 この日の説明会には、2月28日付で大阪市北区長を辞職する中川暢三(ちょうぞう)氏(58)の関係者が出席。中川氏自身は参観者席に座った。昨年7月の参院選に大阪選挙区から無所属で立候補して落選した政治団体代表の藤島利久氏(51)らも参加し、市選挙管理委員会の担当者から立候補する際の各種手続きや選挙運動などについて説明を受けた。 橋下氏は来年4月の実現を目指
子どもを連れて外食する家族の6組に1組が居酒屋を利用しているとする民間の調査結果がまとまりました。 居酒屋チェーンの間では、子どもが遊べる部屋を設ける動きが相次いでいて、専門家は「家族の団らんの形が変わってきている」と指摘しています。 飲食店検索サイトを運営する「リクルートライフスタイル」では、去年10月、子どもを連れて外食する家族およそ1万組を対象にどのような店を利用するかを尋ねました。 その結果、全体の15.6%、6組に1組が「居酒屋」と答え、その理由については「団らんが持てる」とか「家で食べるより楽しい」といった声が目立っているということです。 こうした声に応えるように、居酒屋チェーンの間では子どもが遊ぶことができるよう床にクッションを敷いたり、おもちゃを置いたりした家族向けの個室を設ける動きが相次いでいます。 居酒屋業界は20年前のピークより売り上げが3割も減っていて、子ども連れの
橋下徹大阪市長(日本維新の会共同代表)の辞職に伴い、3月9日に告示される出直し選の立候補予定者説明会が26日、市役所で開かれた。橋下氏のほかに出直し選出馬を正式表明した人物がいない中、13陣営が出席した。市選管によると、13陣営の出席は記録が残る昭和46年以降、平成17年と並び最多タイ。 出馬が取り沙汰されている大阪市北区の中川暢三(ちょうぞう)区長(58)は代理人が出席し、中川氏本人も参観席から傍聴した。出席者の1人は「無投票になれば市民不在の選挙になるので、良くない。主要政党が候補者を出さないなら、自分が立候補したい」と話した。 また、市選管は同日、市内約2800カ所へのポスター掲示板の設置を始めた。東住吉区役所の西側では午前9時から業者が作業を始め、角度を確かめながら木のくいに掲示板を固定した。 用意された掲示板のポスター枠は6人分。説明会に出席した陣営が多かったため、市選管ではポス
欧州一のクリ生産国だったイタリア。1911年に83万トン近い生産量が2012年には1万8000トンにまで激減した。10年ほど前に中国より輸入した苗木に付着していた害虫が、瞬く間に全土に広がったせいだ。もちろん、イタリアの植物検疫の甘さが問題。もっとも、厳しくしたところで、中国国内の大気や沿岸の超弩級汚染同様、中国発の「害」は増殖し続ける。 中国も締結したはずだが、国際条約で開発・生産などを禁じた生物・化学兵器をおおっぴらに製造・拡散しているようなものだ。ただ、中国の食材・農林水産品が国際的信用を墜とせば、自身の国力を落とす。同じ様に、中国の軍事膨張や居丈高な恐喝まがいの暴言は、反中同盟を自然に結成させる反作用となって現出する可能性を秘める。《中国の自滅》である。ダボス会議での厚顔無恥 絶えず中国の脅威にさらされるわが国には僥倖だが、笑っていられる立場にはない。憲法改正による自衛隊の国軍化や
日本海沿岸でこの冬、全長数メートルの巨大な深海魚が相次いで定置網などにかかっている。いずれも水深数百メートルより深い海域に生息するとされるが、海面近くで泳ぐ姿が目撃されるケースも。めったに見られないことから深海魚の詳しい生態は分かっておらず、専門家は「海流や水温の影響が考えられるが、はっきりした理由は分からない」と首をかしげている。「あれは何だ」。1月28日、秋田県男鹿市の畠漁港内で、水面近く
籾井勝人NHK会長は26日の衆院予算委員会の分科会で、理事に辞職届を書くよう求めたことについて「辞表を
太鼓でつながる日韓の輪♪「鼓童」と韓国の演奏家、新潟・佐渡島1周徒歩の旅スタート 民俗楽器鳴らし「歩みから生まれるリズムを新作に」
高校生4人を逮捕、住宅を襲撃…女性の口ふさぎ「金があるのは分かっている」、包丁を見せて暴行し5千円奪う 女性の親族が通報「家の中めちゃくちゃに」 4人は地元の知人同士で16~18歳
東京都内の公立図書館で、「アンネの日記」や、第2次世界大戦中、多くのユダヤ人の命を救った日本の外交官、杉原千畝の伝記などの本のページが破られているのが相次いで見つかった事件について、杉原千畝が生まれた岐阜県八百津町では「憤りを感じる」などとする声が上がっています。 この事件は、都内の38の公立図書館で、「アンネの日記」をはじめ、ホロコーストに関連する本など、300冊以上の本のページが相次いで破られているのが見つかったもので、このなかには、第2次世界大戦中、後に「命のビザ」と呼ばれたビザを発行して、迫害を受けたおよそ6000人のユダヤ人の命を救った日本の外交官、杉原千畝の伝記も含まれていました。 杉原千畝が生まれた岐阜県八百津町では記念館が造られ、ビザを発行した当時のリトアニアの執務室を再現するなど、その功績をたたえてきました。 記念館の設置に携わってきた赤塚新吾町長は今回の事件について「人
25日夜、大阪府豊能町木代(きしろ)で土砂崩れが発生し、土砂が幅約200メートル、高さ2~3メートルにわたって府道を覆った。人的被害や巻き込まれた家屋は確認されていないが、豊能町と茨木市を結ぶ府道2・9キロが通行止めになり、府警や大阪府などが26日午前も約80人態勢で撤去作業を続けている。 豊能町や府池田土木事務所によると、崩落したのは府道(幅9メートル)沿いに積み上げられていた建設残土。大阪市の建築業者が府の許可を得て約2年前から運び込み、昨年も小規模な土砂崩れが3回発生した。同事務所は一昨年12月以降、搬入中止を指示するなど計11回の行政指導を実施し、許可の取り消しを検討中だった。大規模な崩落は今回が初めてだという。 関西電力によると、この影響で豊能町内で最大1290戸が停電した。
菅官房長官は26日午前の記者会見で、中国政府が「南京事件」が起きた日を国の追悼日とする方針を示していることについて、「なぜ終戦から69年がたった今日なのか疑問が無いとは言わない」と述べたうえで、歴史問題に関する日本政府の立場に変更は無いと強調しました。 中国政府は、旧日本軍が多くの中国人兵士や市民を殺害したなどとされる「南京事件」が起きた日を国の追悼日とする方針を示しています。 これについて、菅官房長官は26日午前の記者会見で、「中国がなぜ終戦から69年がたった今日、こうした追悼日を設置しようとしているのか疑問が無いとは言わないが、基本的には中国の国内問題だと思うので、日本政府のコメントは差し控えたい」と述べました。 そのうえで菅官房長官は、「いずれにせよ第2次世界大戦を含む歴史問題に関する日本政府の立場に変更は無く、平和国家として歩んできた姿勢は国際社会でも高く評価されている」と述べまし
徳島市の26歳の男が、自宅で3歳の長男の首に犬用の首輪をつけて体の自由を奪ったとして、監禁の疑いで逮捕されました。 長男にけがはありませんが、男は調べに対し「去年の夏ごろから自分たちが食事をするときや寝るときには毎日のように首輪でつないでいた」と供述しているということで、警察が状況を詳しく調べています。 逮捕されたのは、徳島市に住む26歳の男で、警察の調べによりますと、今月15日、自宅で、3歳の長男の首に犬用の首輪をつけて、長さが1メートル20センチほどのひもで窓枠につないで体の自由を奪ったとして監禁の疑いが持たれています。 警察によりますと、男は20代の妻、長男の3人暮らしで、容疑を認めたうえで「去年の夏ごろ、長男が食事を散らかして大変だったので、それ以降、動きを狭めようと思った。自分たちが食事をするときや寝るとき、外出するときには、毎日のように首輪でつないでいた」と供述しているというこ
ロシアとEU=ヨーロッパ連合の間にあるウクライナ。 EUへの加盟に向けた動きを中断して、ロシアとの関係を強化したヤヌコービッチ政権に対して、野党勢力による抗議デモが続いていましたが、首都キエフでデモ隊と警察の間で大規模な衝突に発展、80人以上が死亡する事態となりました。 これを受けて、与野党はいったん対立を緩和することで合意しましたが、事態が急変して政権は崩壊しました。 ウクライナは今後どこに向かうのでしょうか。 モスクワ支局長の安間英夫記者がお伝えします。 悲しみの首都キエフ「独立広場」 デモ隊が拠点にしていたキエフ中心部の「独立広場」。 2004年、大統領選挙の不正をきっかけに街頭行動を通じて前のユーシェンコ政権が誕生した「オレンジ革命」でも、活動の舞台となりました。 ソビエト時代は「10月革命広場」と呼ばれていたこの広場は、1991年の独立後、改名されました。 ウクライナ
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