大津地裁の書記官が強制わいせつ事件の被害女性の住所が書かれた調書を被告の弁護人に渡し、コピーさせたことが分かった。書記官は地裁の調査に「配慮すべき事案ということを失念した」と説明。地裁は女性に謝罪したという。地裁は「被告本人に女性の住所は伝わっていない」としている。 大津地裁によると、担当裁判官は公判が始まる前の昨年10月、女性の特定につながる情報を公開しないと決定した。だが、書記官が7月14日、女性の尋問調書に記された住所を隠さずに被告の弁護人にコピーさせた。書記官は記録を確認していた7月24日にミスに気づき、29日にコピーを回収。住所を隠した調書の写しを再交付したという。
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