安倍晋三首相(自民党総裁)は11日、8月3日にも党役員人事と内閣改造を行う方向で調整に入った。政権中枢の菅義偉官房長官や麻生太郎財務相、谷垣禎一幹事長らを続投させるかが焦点になる。首相は参院選の結果を受けた11日の記者会見で、「アベノミクスや外交をはじめ、参院選でお約束したことを実行するための強力な布陣をつくっていきたい」と表明した。 首相は、自らの外交日程が8月中旬以降に予定されていることも踏まえ、その前に党役員人事と内閣改造を行い、参院選後の政権運営を軌道に乗せる考えとみられる。参院選で落選した島尻安伊子沖縄・北方担当相と岩城光英法相は今月25日に議員任期を終えるが、改造まで続投させる。 首相は記者会見で、憲法改正に言及。自民、公明、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党の4党・会派による「改憲勢力」が参院で改正発議に必要な3分の2(162議席)に達したことを踏まえ、「(国会の)