発光ダイオード青が開発されたせいで、クリスマスツリーなどの飾りに青色の光をまとわせたままの家がある。車の運転中にそこに注意を引きつけられると脳が混乱するのを感じた。 基本的に自分が光っているような強い青色は近いところか無限遠の空にあるもので、中距離にあるという感覚があまりないのではないか。青色は散乱によって遠いほど色が薄れていくものだ。緑や赤ならここまで気にならないはず。「青」信号に注意を引きつけられるならいいんだけどね。 背景作画の本で読んだ色による遠近法(空気遠近法)の知識も思い出した。 そういえばバビロニアの青色のイシュタル門はこういう心理効果もあって鮮烈だったかもしれないな。 もっとも、船乗りなどの海に生きる人は感覚が違いそうだし、しょせんは裏付けのない思い付きである。とりあえず個人的には注意するようにしたい。 空気遠近法の知識を得たのはこちらの本 東洋ファンタジー風景の描き方 ゾ