ブックマーク / mizunotori.hatenadiary.org (6)

  • ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート:森田季節 - WATERBIRD

    感動した。←この作品を読めば書きたくなる。 おいおいどうしちゃったんだよMF文庫J。これといい『この広い世界にふたりぼっち』といい、今回の新人は大当たりすぎだろ。どちらの作品もレーベルカラーとは少し毛色が違っているのが気になるけど、今後は電撃文庫みたいに幅広いジャンルを扱っていきます、ということなのだろうか? 都市伝説をモチーフにしたサスペンス風青春恋愛物。扇智史と清水マリコを足して2で割ったような感じだな。『永遠のフローズンチョコレート』から露悪的なところを取り除いたみたいな。死んでも死なないイケニエビトとそれを喰らうタマシイビト。タマシイビトにべられたイケニエビトは皆の記憶から消え去ってしまう。 イケニエビトの荒川烏子が、自分の音楽をみんなの記憶に残すために、クラスメイトの神野真国と『ベネズエラ・ビター』という音楽ユニットを結成する話。イケニエビトの栄原実祈をいじめているうちに、左女

    ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート:森田季節 - WATERBIRD
    deathmix
    deathmix 2008/09/26
  • リバース・ブラッド3:一柳凪 - WATERBIRD

    バトルもミステリーもない平和な夏休み。番外編的ではあるものの次巻の仕込みらしきものがチラホラと。前半は居候メイドの硯さんが、後半はエロ姉さんの有菜が目立ちまくり。メイドさん素敵だよメイドさん。姉さん可愛いよ姉さん。来のヒロインであるはずの呉羽やあざみは…。 やっぱり今回のヒロインは有菜さんかな。いかにも「お姉さん」らしくない姉さんなんだけど、裏ではちゃんと弟のことを思いやっているというか。それにエロいしな。いつ『ROOM NO.1301』みたいな展開になるかドキドキでしたよ! 一柳凪の作品には病んでる人が多く登場するけど、ステレオタイプなヤンデレとかじゃなくて、偏執狂的というか精神異常の度合いが深いというか、なんか凄いよねぇ。今回のあとがきもそうだけど、こんなさらっと書けるもんなのか。なんか感動する。

    リバース・ブラッド3:一柳凪 - WATERBIRD
    deathmix
    deathmix 2008/09/22
  • この広い世界にふたりぼっち:葉鳥哲 - WATERBIRD

    MFJの新人さん。これはすごく良かった。たぶんお気に入りの一冊になるだろう。 冒頭、少女と狼が「結婚」する。人物だけ見れば『狼と香辛料』のさかさまだし、設定は『MAMA』を夫婦にしたような感じだけど、でもこの作品はそのどちらでもない。超然としたヒロインの咲希は、クラスメイトから攻撃され、家庭にも問題を抱えていて、そんな退屈な日常から離れることを望んでいる。白い狼の“月喰い”は、仲間たちから疎外され、そして同胞殺しとして追われることになる。咲希と月喰いの関係は共依存のようで、ただのバカップルのようで、とても素敵だ。やがて二人は、獣でも神でも人でもなくなっていく。 北欧神話をモチーフにしていて、それっぽい単語がたくさん出てくるんだけど、世界設定はそれほど複雑ではなく、基的には異能バトルの流れだ。学園異能と言ってもいいかもしれない。地味だけど、雰囲気がいい。くてグロい。あと微妙に百合っぽい。

    この広い世界にふたりぼっち:葉鳥哲 - WATERBIRD
    deathmix
    deathmix 2008/08/25
  • ナルキッソス:片岡とも - WATERBIRD

    原作→�X�e�[�W���Ȃ� ものすごい読みやすかった。一時間足らずで読めてしまった。文章量が少ないだけじゃないだろう。あらゆる描写が簡潔で、冷めてて、「濃い」部分が削ぎ落とされていて。なんだろね、すべての会話が2ターン以内に終わってしまう感じ。極小のやりとりがたくさん重ねられてひとつの作品になっているみたいな。難病物だけどそれをことさら描写しなかったりとか、最期のシーンの淡白な美しさとか、それでいてところどころ抑え切れなくなったように溢れる感情とか、そういうあたりがとても好みだった。 あとがきに、「ライトノベルというジャンルから浮いている気がする」と書かれているけど、ぜんぜんそんなことない。いや「MF文庫Jというレーベル」からは浮きまくってるけどさ。是非ともまたライトノベルを書いて欲しいと思う。

    ナルキッソス:片岡とも - WATERBIRD
    deathmix
    deathmix 2008/08/04
  • リバース・ブラッド2:一柳凪 - WATERBIRD

    発売時に買い忘れてたのでいまさら読んでみる。 ギリギリあざといくらいのエロスが満載で、ちょっと暗黒で、圧倒的にジョジョ。それがリバース・ブラッド。奇妙な屋敷、失踪した芸術家、そしてロリ! なんかそれっぽいガジェットが撒き散らされております。全編にわたって山査子たんの可愛さが描かれただけのような気がしないでもない感じの今回、なんだかすごいところで切れて次回に続いてしまいました。次はまったりした夏休み編ということらしいので期待せざるを得ない。しかしストーリー的にはあまり風呂敷を広げておらず、残り数巻で終わってしまいそうな感じ。うーん、やっぱり『みすてぃっく・あい』のほうが好きなので、ああいう路線でいってもらいたいんだけどな…。

    リバース・ブラッド2:一柳凪 - WATERBIRD
    deathmix
    deathmix 2008/07/03
  • イキガミステイエス 魂は命を尽くさず、神は生を尽くさず。:沖永融明 - WATERBIRD

    富士ミスの新人。これは面白かった。 ともに死を迎えつつある兄妹がいちゃいちゃしながら絵書いたり幽霊退治したりする話。なかなかダークでわりとバイオレンス。文章も上手いんだけど、それ以上にセンス先行で暴走してる感じ。感性が若いなぁと思ったり。小説読んで若いと感じたのは初めてだよ。俺も年を取りました。 ダイゴ×一樹という正規カップリングの他に、ダイゴ×志恵さんというカップリングがあるんだけど、これが素晴らしく良い。浮気じみた半同棲生活と、それに伴う軽度の修羅場。志恵さんのキャラ自体も魅力的で、このダメ人間っぽさにすごく萌える。助演女優賞的なものを与えたいくらい。 数年後には凄いことになってそうなくらいの勢いを感じる新人だけれど、しかし富士ミスに数年後がなさそうなのはどうしたものか。

    イキガミステイエス 魂は命を尽くさず、神は生を尽くさず。:沖永融明 - WATERBIRD
    deathmix
    deathmix 2008/05/01
  • 1