姫路にオープンした書肆風羅堂。主が詩人らしく詩書中心の本棚。 同世代のようで、懐かしい本の背がずらりと並ぶ。 値付けがまだで、とりあえず一冊、知念榮喜「ぼくはバクである」をもとめた。 奥にはビールやコーヒーが飲めるカウンター、 イベントやライヴも予定ということで楽しみな店が出来た。 風羅堂は、芭蕉の門人広瀬惟然の縁で姫路に代々受け継がれた。 一世に風羅坊芭蕉を据え、二世は風羅念仏の惟然、 三世が姫路の井上千山で書肆も営んでいたというから、水脈は続く。 ふうらかんも、また風羅坊の系譜であり、 ふうら外伝の陶像作りは、次に惟然と決めて果たせなかったもの。 そのうち増井山の麓に風羅堂跡を訪ねてみたい。 書肆風羅堂の並びにサックスを吹く黒人のフィギュア・オブジェがある。 顔はどう見ても、チャーリー・パーカー。 惟然とバードが蘇って、姫路はなんだか楽しくなった。 そう言えば、パーカーの直系も焦門と似