グラフィックデザイナーとして、モチベーションを保ち続けるにはどうすればいいか書いてある本。 こんな本を読んでいるということは、さぞ疲れているのかと思うかもしれないけど、特にそんなことはない。では、なぜこの本を読まなければならないかというと、デザイナーの魂はいとも簡単に失われてしまうからだ。 グラフィックデザインの仕事は、考えることに大半を費やすので、何も考えずに惰性で働くことはできない。クライアントの要望はそれぞれ違うので(デザインの仕事はオーダーメイドである)、何十時間・場合によっては何百時間もかけて、プロジェクトのことをひたすら献身的に考える必要がある。やりたくない仕事にどうしてそんな時間を捧げることができるだろうか? 若くて野心に溢れたデザイナーでも、次第に現実的な諸問題(クライアントとの関係、金銭問題、事務所経営、自分のスキルetc)によって、当初の希望や輝きを失っていくことはよく