NEC、東芝といった国内大手がついに超低価格ノートパソコン市場に参入する。ただし最大の売りである価格は6万~7万円。5万円を切る値付けをする海外勢とは大きな開きがある。量産規模で劣る国内勢が「1万円の壁」を埋めるには、消耗戦を覚悟するしかない。 東芝は10月下旬から実売約7万円の製品の出荷を始めた。NECも11月中に6万円台半ばの製品を投入する(図1)。 このほか富士通は来春にも参入する見通し。高級路線のソニーも早い時期に超低価格機をラインアップに加える方針だ。 台湾アスーステックや米ヒューレット・パッカード(HP)などの海外勢が先行した超低価格パソコンは、ここに来て急速に存在感を増している。国内大手もその勢いを無視できなくなった格好だ。 「ネットブック」の別称からもわかるように、超低価格ノートはインターネット接続に用途を絞り「個人の2台目需要」を狙う。国内大手もまずは一般消費者を中心に製
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