欧州連合(EU)の独占禁止法当局である欧州委員会(EC)はベルギーで現地時間2008年2月21日,米Microsoftが主要製品の技術情報を公開する方針を示したことに対し,独占行為の疑いが晴れる保証はないという懐疑的な態度を示した。 Microsoftは米国時間2月21日,他社製品との相互接続性を向上させる取り組みを強化する目的で,主要製品のプロトコルやAPIに関する技術情報を無償公開すると発表した(関連記事:Microsoftが相互運用性への取り組みを強化,秘密保持契約対象の技術情報も無償公開)。ECはこの取り組みを歓迎するとしたものの,「相互接続性を重視することについて,Microsoftはこれまでに同様の声明を少なくとも4回出した」と指摘している。 現在ECはMicrosoftに対し,相互接続性の確保に必要な情報開示が十分であるかどうかと,製品抱き合わせ販売が行われていないかどうかを
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