神戸大学大学院国際文化学研究科のリングホーファー萌奈美学術研究員と山本真也准教授は、ウマが自身で解決できない課題に直面した際に、視覚・触覚的信号を用いてヒトの注意をひいて助けを求めることを明らかにしました。さらに、課題に関するヒトの知識状態に応じて、ヒトへの要求行動を変えることも示唆されました。本研究成果は、動物のコミュニケーションの発達・進化に関する重要な知見となると共に、ヒトと動物のよりよい関係を構築するための有用な情報を提供します。 この研究成果は、国際学術誌「Animal Cognition」で掲載されるのに先立ち、2016年11月24日付オンライン速報版で公表されました。 研究の背景動物にとって、他個体の状態を理解してエサ場や捕食者の情報を得ることは、自身が生存していくために有益だと考えられています。このような他者を理解する認知能力は、ヒトと進化的に近縁であるチンパンジーにおいて
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