[東京 28日 ロイター] 麻生太郎財務相は28日午前の臨時閣議後の会見で、最近の円安は極端な円高が修正される過程だとして、海外当局関係者の円安批判は「筋としておかしい」と反論した。 1月28日、麻生太郎財務相は、最近の円安は極端な円高が修正される過程であるとして、海外当局関係者の円安批判は「筋としておかしい」と反論した。先月撮影(2013年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) <円安は付随的な結果> 財務相は、これまで日本が国際通貨基金(IMF)などを通じて欧州救済に向けた資金拠出を続けてきたことに触れ、「日本はやるべき時にちゃんとやっている」と主張。最近の円安は「デフレ不況からの脱却が優先順位の一番であって、円が結果として安くなっているというのは、付随的に起きている話」だと位置付けた。 さらに、リーマン・ショック前後に対ドルで100円付近だった円相場が、その後75円付近まで上昇す