美菜さんが非業の死を遂げてから6年を経ての裁判開始。両親は長期間に渡る怒りで憔悴しきっていた。=17日、日本弁護士会館 写真:田中龍作= 「入社2ヵ月でなぜ娘が自殺しなければならなかったのか?」 苛酷な勤務の果てに自らの命を絶った元和民社員の両親が、会社や創業者の渡辺美樹氏(現参院議員)の責任を追及する裁判の第1回目口頭弁論がきょう、東京地裁であった。 原告は大手居酒屋チェーン和民の正社員だった森美菜さん(享年26歳)の父親・豪さんと母親・祐子さん。 被告は美菜さんを直接雇用していたワタミフードサービス、親会社のワタミ、ワタミ創業者の渡辺美樹氏(現参院議員)ら。 訴えによると、2008年4月、和民に入社した美菜さんは月100時間をゆうに超える残業と苛酷なノルマのため肉体的、精神的に追い込まれて自殺した。会社は安全配慮義務を怠ったとして両親は損害賠償1億5,300万円を請求した。 損害賠償請
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