2020年東京五輪・パラリンピックの新標語は「もったいない」――。東京都の小池百合子知事は26日の定例会見で「東京大会の新たなコンセプトに『もったいない』を入れ、国際語にしたい」とし、環境に優しい大会にするべきだという考えを示した。 小池氏は五輪の閉会式に合わせてリオデジャネイロの競技会場を視察。仮設会場を大会後に解体して小学校4校に造り替える計画に、環境負荷を抑える「3R」(削減、再利用、再資源化)の理念の重要性を再認識したという。 「もったいない」は、ノーベル平和賞を受賞したケニアの環境活動家ワンガリ・マータイさん(故人)が05年から世界に広めた言葉。小池氏は「(招致活動で注目された)『おもてなし』もいいが、『もったいない』は日本の美徳。世界で、天ぷら、おすし、その次に『もったいない』が出てくるくらいにしたい」と語った。(松沢憲司)
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