今回お話を伺った増田隆さん(仮名・24歳)は、そんな貴重な(?)経験がある一人。増田さんが新卒で入社したのは、NHKの放送受信料の回収を行う委託会社でした。 1年3か月勤めた後、昨年9月に転職したそうですが、当時のことを振り返り「もう一生やりたくないですね。人に嫌われる仕事なので…」と話し始めました。 NHK集金人の仕事を友だちや親にも言えなかった… 「大学生のときに友だちの家で飲んでいて、夜にチャイムが鳴ったんです。友だちが『あー、NHKだから出なくていいよ』って。嫌われる仕事ということはなんとなく知っていました。なので、いざ自分がその仕事をやることになったら、友だちや親にも言えないし、仕事中に知り合いに会いたくないので、県外の営業所を転々としていました。」 1年間で博多、北海道、岡山の3営業所を回ったという増田さん。毎日14~22時まで、多い日は300軒以上のお宅を自転車で訪問していた