街中を走る「ウーバーイーツ」の配達員。ほとんどの配達員が自転車もしくは原付バイクで配達している(イメージ、時事通信フォト) 米ウーバーテクノロジーは日本に本格進出するにあたり、2015年2月に一般ドライバーによる送迎事業のライドシェア(相乗り)の実証実験を福岡市で始めた。しかし、国土交通省から中止するよう指導され、米国とまったく同じ形での展開を諦めた経緯がある。これは、無許可でタクシー業を行う「白タク」行為を禁じた道路運送法に違反する恐れがあるためだ。同社が展開するウーバーイーツでも運送業の許可申請に関わる貨物自動車運送事業法との関係が危ぶまれたが、自転車もしくは原付バイクを使用する配達員ばかりで、サービス開始にあたって監督官庁から特に注意が行われることはなかった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大によって窮地に陥った人たちのセーフティネットのような存在になっている現在、無届け車両による
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