米ホワイトハウスのジャンピエール報道官は27日、パレスチナ自治区ガザ地区でのイスラエルによるイスラム組織ハマスの掃討作戦に関し、イスラエル側が一度取りやめた米国との協議の開催に同意したと明らかにした。両政府は日程の再調整を進めており、ロイター通信は早ければ来週にも開催されると報じた。 イスラエルは、25日の国連安全保障理事会でガザ地区での「即時停戦」を求める決議が採択された際、米国が棄権して拒否権を行使しなかったことに反発。ガザ地区南部ラファへの侵攻について米国と協議する代表団の派遣を中止した。米政府は不快感を表明する一方で、訪米中だったイスラエルのガラント国防相との協議を通じ、開催に応じるよう働きかけていた。