レポートは、「極めて裕福で発展した国であるにも関わらず、日本は競争の激しいグローバル経済で必要なはずの英語を学生に教えることに苦心しています」と分析。その理由として、教育制度の問題や英語を使う機会が少ないという社会・生活環境、また景気低迷が続いて海外で学ぶ留学生が減少していることなどを挙げている。 日本の教育制度は英語のコミュニケーションスキルに重きを置いていません。教師と学生の関係は、ほとんどの授業が講義形式であり、伝統的です。これが他の科目では功を奏しますが、英語の授業では、練習の機会や、新たなスキルを実践する機会を学生に与えていないことになります。加えて、英語教師は講義のほとんどを日本語で行っています。 (中略) 現在の政府は日本の英語レベル向上に対する関心を表明していますが、何ら際立った改革を実施してきていません。2011年に英語指導を小学5、6年生に拡大 しましたが、すでに97%