国民民主党の玉木雄一郎代表は30日、立憲民主党の小西洋之参院議員が衆院憲法審査会について「毎週開催は憲法のことなんか考えないサルがやることだ」などと発言したことに関し、米国の名作SF映画「猿の惑星」を引き合いに皮肉った。「小西氏だけ別の星にいるのか。われわれがサルなら、われわれは『猿の惑星』にいるような気がする。猿の惑星はサルの方が知能が高く、人間を奴隷化したりする」と語った。 国会内で開いた日本維新の会、衆院会派「有志の会」との共同記者会見で語った。
参院予算委で岸田文雄首相の答弁後、挙手をする高市早苗経済安保相(左)と松本剛明総務相=27日午後、参院第1委員会室(矢島康弘撮影)令和5年度予算案が28日の参院本会議で可決、成立する公算となり、立憲民主党と高市早苗経済安全保障担当相が参院予算委員会を舞台に繰り広げてきた放送法に関する総務省の行政文書を巡る論戦は立民の敗色濃厚となった。予算成立までに高市氏を追い込めず、文書の正確性も確認できなかったからだ。外交・安全保障や少子化対策など政策課題を横に置き、スキャンダル追及で審議時間を空費し続けた野党第一党の存在意義が問われそうだ。 糾弾キャンペーンを展開「こんなことは二度とあってはならないというのがわれわれの訴えだ。放送法をゆがめるようなことは金輪際やらせてはいけない」 27日の参院予算委で立民の石橋通宏氏は真っ先に文書の問題を取り上げた。しかし、岸田文雄首相は「『ゆがめた』とおっしゃるが、
米動画配信大手ネットフリックスが今月始めた低価格プランで、NHKや民放のテレビ番組に広告を付けて配信した問題を受け、民放連の遠藤龍之介会長は18日の定例会見で、「今回の広告付き視聴プランは唐突であり、進め方が非常に強引だったという印象を持っている。大変残念で不快だ」と批判した。 遠藤会長は「放送事業者に事前に十分な説明や調整がなかった。われわれ放送局側が意図しないCMが流れるのは非常に大きな問題だ」と指摘。テレビ放送時のスポンサーとの調整や、広告の品質の最終チェックなどがコントロールできなくなる恐れなどの問題点を挙げ、「民放各局はいま、対応に追われているとの話だ。問題の解決に向け、(ネットフリックスは)放送事業者と向き合っていただきたい」と呼びかけた。 同プランをめぐっては、番組が広告付きで配信されていることにNHK側が抗議。ネットフリックスは16日、NHK番組への広告表示を一時的に停止し
強化ガラス上に菓子が付着した「モナリザ」 =パリのルーブル美術館(@klevisl007のツイッターから、ロイター=共同) 世界中で名画の受難が続いている。 いずれも、環境団体、環境活動家を名乗る者らによる歪(ゆが)んだ正義による身勝手な破壊行動であり「エコ・テロリズム」と呼ばれる。 彼らは「絵画と地球の人々の命を守ることと、どちらが大切なのか」などと主張するが、どちらも大切であり、比べられるものではない。 地球環境の方が大事だとしても芸術を毀(き)損(そん)する行為を正当化することはできない。絵画の方が大事だと仮定しても地球の破壊が許されないことと同じである。 彼らの主張がどうあれ、決して許すことができない、明確な犯罪行為である。 23日、ドイツの環境活動家がポツダムの美術館で、クロード・モネの「積みわら」にマッシュポテトを投げつけた。14日には、ロンドンの英国立美術館で、ゴッホの「ひま
【ワシントン=黒瀬悦成】米国防総省のカービー報道官は26日の記者会見で、「尖閣諸島(沖縄県石垣市)の主権に関する日本の立場を支持する」とした23日の記者会見での自身の発言について「訂正したい。尖閣諸島の主権をめぐる米政府の方針に変わりはない」と述べた。 カービー氏は「日米首脳による電話会談などで確認された通り、日米安全保障条約第5条に基づく、尖閣諸島を含む日本の防衛に対する米国の関与は揺るぎない」と強調。また、「一方的な現状変更を図ろうとする全ての行動に反対する」とも述べ、尖閣諸島周辺の日本の領海への侵入を繰り返す中国を牽制(けんせい)した。 同氏はその上で「誤りを遺憾に思う。混乱を招いたことを謝罪する」とした。 米政府は尖閣諸島について、日本の施政権を認めているものの日本領とは明言せず、主権に関しても特定の立場を取っていない。
富士山の山梨県側の麓と5合目を結ぶ富士山登山鉄道構想の実現可能性を議論する県の検討会(会長・御手洗冨士夫経団連名誉会長)がまとめた基本構想素案は、運賃を往復1万円と想定している。世界文化遺産の富士山は国連教育科学文化機関(ユネスコ)から来訪者の抑制を求められていることもあり、長崎幸太郎知事はキーワードを「上質な観光地」と表現した。(渡辺浩) ユネスコからの指摘「富士山の本来の価値を生かし、上質な観光地へと転換していくことが求められる。登山鉄道は環境にやさしく、かつ贅沢(ぜいたく)さや旅の満足感を感じられる乗り物ではないか」。長崎知事は2日に国会内で開かれた検討会理事会で、登山鉄道の意義を説明した。 さらに「周辺地域全体の高品質化、高付加価値化を進める。北海道、東京、京都に並ぶ新しい日本の観光の柱となるようにしたい」と、世界の富裕層にも魅力を感じてもらえる地域づくりを強調した。 富士山は20
海底炭鉱として栄えた長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)の姿を伝える昭和30年放送のNHK番組について、元島民らが実態と異なるとしてNHK側に検証を求めている。韓国メディアなどに朝鮮半島出身者への過酷な戦時労働を強いた証拠として引用され、架空の負のイメージが拡散されることへの強い危機感がある。(奥原慎平) 映像は昭和30年11月17日午後7時10分にNHK総合で放送された「緑なき島」。軍艦島を舞台に本土から運ばれた野菜を買い求める割烹(かっぽう)着姿の女性や、ボールやめんこで遊ぶ子供らの様子をとらえている。 元島民らが問題視しているのは坑内の映像で、作業員が褌姿でつるはしをふるっている。裸電球で照らされた坑内は天井が低く、四つん這いになって進む姿も映っている。ヘルメットに照明灯はついていない。 軍艦島の近現代史に詳しい一般財団法人「産業遺産国民会議」などによると、端島炭坑では裸での作業が事実上
韓国の天気予報に利用されてきた衛星が11日から2日間、故障のため作動していないことが明らかになった。夜間に強風が吹き荒れるなど悪天候に見舞われる平昌五輪が今後、佳境へと向かう中での異常事態。韓国当局は皮肉にも、「五輪のライバル国」と見なす日本側の衛星映像を活用せざるを得ない状況だ。 韓国紙、東亜日報(電子版)によると、故障したのは静止軌道衛星「千里眼1号」。同日午前5時44分に突然、主力コンピューターがダウンし、現時点で作動していないという。 故障で1日以上も衛星映像を受信できないのは2010年の打ち上げ以来、初めてという。 韓国航空宇宙研究所は補助コンピューターを使って原因を解析中。ある専門家は電子機器部分が長期間、宇宙の放射線にさらされたことによる「エラー」との見方を示しているという。千里眼1号の寿命は7〜8年。ほぼ使命を終えた時期でもある。 五輪関係者にとどまらず、ソウルなど各地から
「ファクト(事実)に基づかない偏った報道をつづける既存メディアは、さすがに国民に『ソッポを向かれてしまった』のだと思う」-作家の門田隆将氏は自らのブログで、衆院選に関する報道を痛烈に批判しました。いわゆる「モリ・カケ」報道をめぐる朝日新聞などの「安倍糾弾キャンペーン」は、「典型的なフェイク(偽物)・ニュースだった」とも断じました。 米国ではファクト・チェックを専門にしたニュースサイトも登場しています。9月下旬に日本記者クラブ訪米団の一員としてワシントンを訪れた際、2007年に創設された「ポリティファクト」のアンジー・ホラン編集長と会いました。「われわれの仕事は社会に評価されている」と手ごたえを感じているようでしたが、ファクトに基づかない主張を続けると政治家であれ、メディアであれ信頼を失うのは自明のことです。記者の仕事はどこまでもファクトを追求することと、改めて肝に銘じました。(編集総務 有
ベンチャー企業のペジーコンピューティング(東京)などは26日、開発を進めていた新型スーパーコンピューター「暁光(ぎょうこう)」が国内最高の計算速度を達成したと発表した。これまで国内最高だった東大・筑波大の機種を上回り、11月中旬に発表される新たな世界ランキングで正式に国内1位になる見通し。 暁光は超並列の演算処理や、基板を液体に浸す冷却システムなど同社独自の技術を採用したスパコンで、海洋研究開発機構の横浜研究所に設置されている。 1秒間の計算速度は1・413京回(京は兆の1万倍)で、今年6月に発表された世界ランクで国内1位だった東大・筑波大の「オークフォレスト・パックス」の1・355京回を上回った。理化学研究所の「京(けい)」の約1・3倍に相当する。 現時点で世界6位に相当する性能で、さらに能力を高め来月に世界3位、来年中に世界トップを目指している。今年6月に国内最高を達成する見込みだった
「やっぱり産経さんはお引き取りください」。一瞬、何を言われたのか分からなかった。新潟市のホテルで、9月23日に開かれた新潟県平和運動センター主催の講演会。ゲストスピーカーは、東京新聞社会部の望月衣塑子記者で、テーマは「武器輸出と日本企業-安倍政権の危険なねらい」。県政記者クラブで告知され、取材に訪れた本紙記者は、主催者につまみ出される形で会場を退席した。その顛末(てんまつ)は…。 本紙記者が、この講演を知ったのは開催前日の夕方のことだった。新潟県政記者クラブに告知されたリリースが県政担当の記者から支局にファクスされ、記者が取材に行くことになった。 望月記者は、同じ大学の出身ということで個人的に親近感があった。産経新聞と東京新聞とでは論調は異なるが、取材現場の第一線で働く先輩記者の話を生で聞けるチャンスでもある。北朝鮮など国際社会の情勢や問題をどうとらえているのか、純粋な気持ちでぜひ、お聞き
かつて中国の民主化運動に身を投じた評論家の石平氏(55)が、菅義偉官房長官の定例記者会見で連続質問攻撃を仕掛けている東京新聞の望月衣塑子記者をツイッターで痛烈に批判した。 石平氏は7日に以下のようなツイートを書き込んだ。 「『それでも私は権力と戦う』という東京新聞望月記者の台詞を鼻で笑った。私は今まで、本物の独裁政権と戦った勇士を数多く見たが、彼女のやっていることは、何のリスクもない民主主義国家で意地悪質問で政府の記者会見を妨害するだけだ。そんなのを『権力と戦う』とは、吐き気を催すほどの自惚れだ!」 日本に留学中の1989年、祖国・中国で天安門事件が勃発し、帰国をあきらめたという石平氏にとって望月氏の「権力との戦い」はとんだ茶番に映ったようだ。 この投稿に対し、作家の百田尚樹氏(61)も即座に反応した。 「全力で拡散したいツイートだ!! 石平さんの言葉は重い!現在もどれほど多くの偉大な人た
日本で短文投稿サイト「ツイッター」を運営するツイッタージャパン(東京都中央区)が入る東京スクエアガーデン前の歩道で8日、百人前後が「差別ツイートを野放しにしないでください」などとツイッター社の差別表現の取り扱いに抗議した。 東京スクエアガーデン前の歩道には、参加者らが「差別ツイート」を印刷した紙をびっしりと並べ、幅約5メートル、長さ約40メートルほどの「差別ツイートの道」ができた。 参加者らによると、同社が差別ツイートを放置しているため、自分たちも路上に差別ツイートを「放置」したのだという。「皆さんもどうぞ踏んで下さい」と参加者が呼びかけたが、オフィス街を行き交う人は迂回して歩く人が多かった。 今回のイベントは、フリー編集者の野間易通(のま・やすみち)氏が主宰する「対レイシスト行動集団」や東京MXテレビの「ニュース女子」の番組内容が沖縄を差別していると抗議している辛淑玉(シン・スゴ)氏(5
韓国・ソウル市の中心部と北部を結ぶ路線バスが14日、慰安婦像を乗せて運行を始めた。9月末まで、同路線の5台の座席に強化プラスチック製の慰安婦像を固定。市民団体などが8月14日を慰安婦問題の記念日と位置付けていることから、運行会社社長が企画した。 運行する民間企業「東亜運輸」(ソウル市)の林真●(=火へんに日の下に立)社長は「個人的な企画で、ソウル市の事業と無関係」としている。ただ、朴元淳市長は14日朝、慰安婦像を乗せたバスに乗り、慰安婦問題に積極的に取り組む姿勢をアピールした。 このバスはソウル市中心部にある日本大使館公報文化院近くを通過する際、慰安婦を描いた昨年の韓国映画「鬼郷」の一場面の音声を流すという。 この路線は日本人観光客が多く訪れる南大門市場やロッテ百貨店なども通る。(共同)
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