タグ

2008年12月30日のブックマーク (6件)

  • 一流の研究者のマネージメント、21の鉄則

    一流の研究者の「先生」がいつも懐かしく語る、先生のさらに上のボスの話があります。戦後間もない時代に、学位を取ったばかりの先生を見いだしてアメリカに引き抜き、自由に研究をすることを許した、これまた伝説的な研究者です。先生はいいます: 「年度が終わる頃になると、彼は私に『今年お前が使ったコンピュータの利用料だ』とレシートを渡してくれたものです。年に2億円は使っていたでしょうか!」 これはケネディ大統領時代の話ですので、当時としては今以上に大変な金額です。当時世界にいくつも存在しない最新のコンピュータを、先生は独占的に利用でき、そのおかげで輝かしい業績が次から次へと生まれたのでした。 「しかしボスは一言も文句を言わないんですな。予算をとってくるのは自分の仕事。お前たちは研究をしろ、というわけでした。今の私がいるのも、あの人のおかげですな!」 科学者の世界も、お金と、権力と、事務作業と無縁ではいら

    一流の研究者のマネージメント、21の鉄則
  • 2009 年に新しい習慣を始めたいなら、今日がチャンス

    Blog about people’s daily routines | Boing Boing 「習慣よりも強いものはない」 ー オウィディウス「恋の技法」 Daily Routines は不定期に有名人、特に作家が「毎日の習慣にしていること」を紹介するブログです。ざっと見てみるだけで、ベンジャミン・フランクリン、イマニュエル・カント、アーネスト・ヘミングウェイ、村上春樹といった人の毎日の習慣が載っていて、時間が経つのも忘れそうです。 そのなかでも、Boing Boing の記事に紹介されていた「ウサギ」シリーズで有名なジョン・アップダイクの言葉が目を引きました。 講師をしないようにしているし、他の仕事をもたないようにしているので、朝べたら私は昼までのあいだ机に座っていない理由なんてない。そこで朝の3、4時間そこで仕事をするわけだが、必ずしも美しい言葉で白紙を埋めているわけではな

    2009 年に新しい習慣を始めたいなら、今日がチャンス
  • 身軽になって来年を迎えよう。今年の終わりまでにやりたい7つの情報ダイエット

    つねに近道を行け。近道とは自然に従う道だ (マルクス・アウレーリウス「自省録」) 静かに、でも確実に、ライフハック界に「簡単化しよう」「質的なことに還ろう」という動きが起こっています。 この一週間だけでも、「簡単化」を題材にした記事が次々に登場して、「数秒の手間をセーブしてくれるハックはいいけれども、方向性が定まらずに無駄になってる1時間をなんとかしよう」という声が上がっています。 ここ最近の記事をいくつか上げると: Office Zen: Audio Tips on Focusing on One Task at a Time | Zen Habits Zen Habits の Leo が新しい The Power of Less のプロモーション用に作ったポッドキャストで、彼はシングルタスクで作業を進めるためのコツについて話しています。 Toward a New Vision of

    身軽になって来年を迎えよう。今年の終わりまでにやりたい7つの情報ダイエット
  • 一流の研究者の「長所は短所で、短所は長所」

    「ああ、あの研究者ですか。彼は有能です! アメリカの高校でも大学でも A 以外の成績をとったことはないでしょう! そしてプロになっても○○を任せたら右に出る人はいませんな!」 伝説の研究者の先生と話していて、ときどきつらくなってしまうのは、先生とその周囲の一線の研究者たちがどんなに優秀かという話が繰り返し出てくるときです。 先生はもちろん日で一番有名な国立大学を卒業されていますし、周囲の人たちは、プリンストン、イェール、ハーバードからやってきたり、全米の有名州立大学から集められたプロ集団です。 過去50年にわたる武勇伝を何度も繰り返し楽しそうに先生は語られるのですが、そのなかに登場する人々はそれこそ一流中の一流で、非の打ち所のない学歴の人ばかりです。そうした人たちが頭をしぼり、知恵を絞って新しい領域を切り開いてきた話を拝聴していると、自分なんて取るに足らない人間なのではないかと、自信がな

    一流の研究者の「長所は短所で、短所は長所」
  • 頭の中身を全て投げ込む自作の情報カードホルダー:mind.Depositor

    「私は情報カードをいつでも、どこへでも持ち歩いているわ。もちろん、『かさばった奴』と思われないよう、半分に折って」 小説家 Anne Lamott は創作と文章術についての秀逸なエッセイ集、 Bird by Bird の、「情報カード」の章のなかでこのように書いています。 私も情報カードをどこにでも持ち歩いていますが、ちょっとかさ張りますし、見た目が、その、マニアックなんですよね。女性や、見た目を気にする人には抵抗があるかもしれません。 そんな人にとって参考(?)になるかもしれないのが香港在住の Patrick Ng さんが作った、自作の GTD 用の情報カードケース、mind.Depositor です。かっこよすぎ! トラベラーズ・ノートの革表紙への愛情もあって革張りにこだわったというこのケースですが、中身は普通の Lihit Lab のプラスチック・フォルダーです。作り方をかいつまんで

    頭の中身を全て投げ込む自作の情報カードホルダー:mind.Depositor
  • 「丈夫じゃなければ仕事はできない」一流の研究者の健康法

    今年の3月、伝説の先生をアメリカに訪問したときのことです。東海岸にある、この有名大学のキャンパスを先生が自ら案内してくださいました。 キャンパスの中心に近い場所に車を駐車した先生は「mehori さん、荷物は車の中に置いていった方がいいですな!」と私に声をかけました。 「え、ええ。わかりました」と、不思議に思いながら荷物を置いてドアをしめると、先生はなぜだか準備運動をしています。 「ではいいですか。行きましょう!」と一声かけると、先生は猛ダッシュで走り始めました。 「(え、ええーっ!?)」と声にならない叫びをかみ殺しながら、私は必死で付いてゆくほかありませんでした。 「案内」というのはご自身の習慣であるランニングのついでだったのです。冷たい雨が降り始める中、それから45分の間、「ここが数学の研究棟です!」「ここがスタディアムです!」「ここが学生寮です!」と息せき切った案内が続いたのでした。

    「丈夫じゃなければ仕事はできない」一流の研究者の健康法